片想い

灯花

片想い

君は クラスの中心で


私は クラスの隅にいた



君は いつも優しくて


私は 君に恋をした



君を見ている ただそれだけで


私の胸は 高鳴った



叶わぬ恋と 胸に秘め


それでも 君を探してた


教室で


廊下で


街で





学年が上がった 春



クラスが離れて 悲しくて


諦めようと 決めた時


君が私を呼びとめた





「君が好きだ」





そう言う君は


いつもの君とは違ってて


赤らむ頬と 激しい鼓動


「はい」


と言うのが限界で






私の恋は






私たちの恋になった





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る