飛行記録帝国旭日

めんdoi

用語解説

 本文中に出て来た用語を解説します。

 若干ネタバレが入っているので読み進めながら見る事を推奨します。

 なお、内容のほとんどは資料の参照無しに書かれているため間違っている可能性があります。

 間違えは見つけ次第ご報告お願いします。

 また、『ここでは』や、『この作品では』などと書いてあるものは一般に通用しない可能性がある、または異なる意味を持つものです。

 もしかしたら出現順に書き直すかもしれません。

各項目はあいうえお順です。


一撃離脱戦法

 自機が敵より高い位置にいる、もしくは敵より大幅に高速である場合、速度差を利用してヒットアンドアウェーする戦法。

 攻撃の成否に関わらず離脱するのが鉄則。

 作中では一撃離脱を終えた敵を追撃する場面があるが実際は不可能。


ウィングマン

 二機一組のペア作った場合、後方でリーダーのために索敵したり援護をする役割。

 経験の少ないパイロットが就く


曳光弾えいこうだん

 弾丸にガスなどを仕込んで、それを燃やした光で弾道が見えるようにした弾種


オグメンタ

 ジェットエンジンの排気に燃料を吹き付けて大きな推力を得る手法またはそのための装置、装置から出る高温高圧高速の噴流そのものを指す。

 すさまじく燃費が悪い。

 同じものを指すアフターバー○ーは某社の登録商標。名前の使用権はフリーのハズなのですがソースが見つからなかったため泣く泣く本来の名称であるオグメンタを使いました。

 ソースをご存知の方がいらっしゃったら教えていただけると助かります。


エルロン

 機体を前後軸方向に回転ロールさせる動翼。

 基本的に主翼に付いていて、操縦棹を左右に動かすと動く。

 補助翼と呼ばれたりもする。エレベーターと一体化させたエレボンや、フラップと一体化させたフラッペロンも存在する


エレベーター

 機首を上げ下げする動翼。

 基本的に水平尾翼に付いていて、操縦棹を前後に操作すると動く。昇降舵と呼ばれることもある


オーバーシュート

 ここでは、相手が自機を追い抜くこと、またはその逆


機械式過吸器

 スーパチャージャーのこと。

 エンジンの出力軸から動力を得て圧縮器を動かす。

 ターボと比べると損失が大きいので技術の発達と共にレシプロエンジンには使われなくなった


境界層

 流れの中にある物体と流体の境目に出来る速度が遅い部分。

 揚力の発生において重要な役割を持つ。

 これが翼から剥がれると飛行機は失速する。


失速

 ここでは翼が充分な揚力を発生させられなくなること。

 機首を上げすぎたり速度が遅すぎたりすると起こる。また、音速に近づくことでも起こる。

 境界層のはく離が原因



小隊戦闘

 ここでは二機一組になって戦闘すること


哨戒しょうかい

 索敵や、周囲に異変が無いか確かめる行動のこと


重爆

 重爆撃機、大量の爆弾を搭載して水平爆撃をする航空機のこと

例B-29


遷音速せんおんそく

 Mach0.8~1.2程度の速度域。

 空気抵抗が大きくなり、設計次第ではほとんど操縦不能になる。

 この速度域で失速して墜落することもあるほど。

 危ないので現代の超音速機はア○ターバーナーを使って一瞬でこの速度域を超える


増槽ぞうそう

 航続距離を延長するために外付けされる燃料タンク。

 投棄出来る場合が多いが、飛行中に取り外せないものもある


直掩ちょくえん

 ここでは、爆撃機に直接付いて援護する任務


電探

 レーダーのこと


排気式過吸器

 ターボチャージャーのこと。

排気ガスのエネルギーを回収して圧縮器を回す。機械式過給機と違い排気抵抗の微増程度しか損失がないため効率の点で有利


バーチカルシザース

 ここでは垂直に昇りながら互いにブレイクし合う形で交差する機動。

 この作品のものは一般的なローリングを伴うものではなく本当に垂直に通常のシザースをしている(物理法則は離脱しました)。

 オスカーはやっぱり狂ってる。

 それに付き合った隊長も隊長ですがね……


フラップ

 高揚力装置の一種。

 離着陸時など、低速で飛行するときや、旋回性能を強化したいに使う。

 下向きに開くか、主翼の後端または前縁からせり出す形式のものが多い。

 空気抵抗が大きくなる代わりに強い揚力を得る。

 空戦フラップはその中でも戦闘中に使用する前提で設定されたもの。離着陸時より開き方が緩い


噴式発動機ふんしきはつどうき

 この作品でジェットエンジンのこと


噴進弾ふんしんだん

 ロケット弾のこと


ブレイク

 攻撃を振り切るために行う急旋回


ヘッドオン

 真正面勝負のこと


夜間戦闘機

 通常の戦闘機などにレーダーを積んで夜でも戦えるようにしたもの。

 主に大型で運動性の悪い双発機を使った。

大抵複座以上。

 現代の戦闘機には存在しない区分け

例 月光


邀撃機ようげきき(要撃機)

 攻めて来た敵航空機を迎撃するための機体。

 一般的には上昇力が高く、爆撃機のような装甲の厚い標的を墜とすために大口径の機関砲を備えており、航続距離が短いものが多い(航空自衛隊のF-15Jのように航続距離が長いものもある)。

МиГミグ-25ベレンコ中尉亡命事件のアレ、紫電


ラダー

 機首を左右に動かす動翼。

 垂直尾翼に付いている。

 旋回や横風着陸に使う。単に舵と呼ばれることもある


ループ

 宙返り


ローヨーヨー

 空戦機動の一つ。

 速度が足り無い時、旋回に適した速度になるまで降下し、ターンして昇りながら下から敵機を狙う。

 速度が速すぎる時、上昇して速度を落とし旋回、降下して攻撃するハイヨーヨーもある


鹵獲ろかく

 敵の兵器などを無傷、あるいは修復可能な状態で奪い取ること。

太平洋戦争時にはほぼ無傷で鹵獲された零戦がアメリカ軍の手に渡り研究され、その後の戦闘に大きな影響を与えた

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