第3話 ハイスクール時代

 ハイスクールへ入学した俺は、体を鍛えることに時間を潰した。フットボール部にも所属していたので、チアリーダーの女たちは俺の体をなまめかしい目で眺めていたぜ。


 俺は、すでに女の経験もあったし、男たちの間でもヒーローだった。


 女の扱いもお手の物よ。俺がアイコンタクトして笑顔を見せるだけで女たちはキャーキャー言って擦り寄ってくる。俺はいろんなタイプの女に手を出した。


 誰でも良かったわけではないが、性に芽生えた男が、色んな女に興味を持つのは普通のことだろう。ただ、学校で人気があるのはチアガール達だったので、注目を集めたい俺は、チアガールの中でもとびきり目立っていて、かなりぶっ飛んだ女をはべらせることにした。



 あの年代の女は、男より積極的で体の関係があればすぐに自分の男だと錯覚していたぜ。チアリーダの中でもぶっ飛んでた女・チェルシーは、金持ち出身じゃなかったんだ。いわゆる、レッドネックと揶揄ひゆされる両親のもとで育ったんだ。


 チェルシーの母親は、高校の時にチェルシーを産んでいて、そいつとはチェルシーが生まれてすぐに別れたらしい。その後、今の男を捕まえたらしいが、住んでいた家は、トレーラーハウスだった。チェルシーはそんな母親と義理の父との間に生まれた弟妹達と暮らしていたんだ。この学校区で唯一貧しいと言われている地区だった。


 学生の頃の俺たちは、家が貧しいとかそんなことはどうでも良かったんだ。ただホットな女で後腐れなさそうな女。連れて歩いて恥ずかしくない女。色々な快感を試させてくれる女。盛りのついたオスの俺が考えた、付き合う女の条件はそんなものだった。



 チェルシーとは、家を抜け出してよく夜中にデートしたのさ。俺は、16歳で車の免許をとり、すぐにフォードマスタングのコンバーチブルを手に入れたんだ。あんな奴らでも親だから、いい子のふりしてたらポンと新車で買ってくれたぜ。


 チェルシーを連れ出した夜は、車で楽しむことが多かった。星が降るように輝いてる夜空の下で、車のシートを倒してあいつの唇を奪うと、あいつは自分から服を脱いだんだ。月をバックにあいつのおわんのような胸が揺れるのさ。俺は、あいつの動きに合わせてリズムをとるだけであいつはヒーヒー言ってたぜ。俺は、リタとの失敗から避妊には、特に気をつけてチェルシーとの青春を楽しんだんだ。


 チェルシーは、まさに盛りのついた雌猫メスねこのようだっだ。

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