我儘に我が儘に

ルイーナ紀ー世界節271,831,258年から

第1話

 その日世界は改変された、創造した神自身の手によって。

 かつて時空間のレースによって定義されていた、特性は撤廃されレースの排除によって生じたエネルギーで、空間は魔素で満たされることになる。

 そして、その魔素にマイティーワードが付与され環境が整えられていく。


 大改変より426年。

 ついに自我を持つ魂が誕生する。


 この年からヴィータ・ナティヴィターティス紀と呼称される時代へと移行するのだった。


自我の獲得をした魂を観測しました。

システム管理者各位への報告完了しました。

自我を獲得した魂へのシステム補助プログラム開始します。


「実験時よりだいぶ早い獲得ですね。」

「およそ半分弱と言ったところですか。」

「これで、とりあえず当初の目的・・・、自我の自然発生の促しは達成できましたね。」

「はい、少々遠回りをしましたが。」

 儘と蒼はいつも通りの業務を熟している最中にシステムより報告された内容を確認、今までの仕事を思い返しながら、一息付くような雰囲気を持ったような声音で会話をしていた。


 ここはかつて水中階層と名付けられ、今は第一階層と呼ばれている階層のとある海である。

 幾度かの魂通しの衝突を崩壊することなく乗り越え、波間に見える泡の中に宿った、時空間より生れ落ちた魂。

 泡と言う非常に脆いながらも、確かに膜という自身と外界を隔てる境界を経るに至ったこの魂は、今まさに自我の獲得を為し得たのだった。

 

 それが、自我を得て初めて得た感想は母の胎内で得られるような安心感だった。


自我の獲得おめでとう御座います。

これよりヴルルツルプグシステムは貴方のサポートをさせていただきます。

スキル思考LV.1を認定しました。

これによりレース光の魂は真の魂へと進化します。

レースの進化により保有する能力に更新がありました。

ステータスの確認をお願いします。


 それは、そんな声を聴きながら目覚めた。

 スキル思考により目覚めたばかりの自我ではあるが、システムのアーカイブより情報を得、はっきりと意識を持つことが出来たのであった。


―――

ターン1

―――

ん?・・・あ~、何だろうな、安心感は。この揺らぎ心地いい。

―――


 海の波間で揺られている小さな小さな泡の中で、細胞とすら呼べない非常にもろい存在ではあるが、確かに膜を獲得し自我を発現した原初の生命体は、母なる海の波の揺らぎに心地よさを感じながら、その生涯初となる感情を得たのであった。


―――

ターン2

―――

さて、まずはシステムの助言通りにステータスの確認からやっていこう。

―――

LV.4,000,008,019(ステージ4)


レース

原初生命LV.1

スキル

膜LV.1


レース

真の魂LV.4,000,008,0017

スキル

魂力蓄積LV.1,000,000,000

光子蓄積LV.1,000,000,000

聖子蓄積LV.1,000

魔子蓄積LV.1,000

魔素蓄積LV.2,000

念粒蓄積LV.8

魂力収集LV.1,000,000,000

光子収集LV.1,000,000,000

聖子収集LV.1,000

魔子収集LV.1,000

魔素収集LV.2,000

念粒収集LV.8

思考LV.1


タイトル

原初生命体LV.1


ボディステータス

HP2/2

生命力2

物理防御力1

魔理防御力1

―――


 その生命はシステムの助言のままに自らのステータスを確認する。


―――

ターン3

―――

魂のレベルに対して、生命体のレベルが貧弱すぎるな~。

―――

ターン4

―――

まずは原初生命の詳細から確認していこうか。

―――

原初生命LV.1

能力

レベル1上がる毎にHPと生命力が1上昇する。


マイティワード

レベル・1上昇・HP・生命力・1上昇


必要スキル

膜LV.1

能力

レベル1上がる毎に物理防御力と魔理防御力が1上昇する


説明

長い間この世界を漂い続けていた数多の魂たち、

その中で膜を獲得し自身と外界を明確に隔てる壁を有した存在。

―――

ターン5

―――

なるほど、つい最近まで魂だけの存在だったっぽいな。

―――

ターン6

―――

だからこんなに肉体の能力が低いのか。

―――

ターン7

―――

さて、肉体と言って良いのか解らないが、こんな状態ではまともに動けないぞ。

―――

ターン8

―――

何とかしてレベルを上げて動けるようにならないと・・・。

―――

ターン9

―――

とはいえだ、レベルを上げようにも動きようがないんだが・・・。

―――

ターン10

―――

どうしたもんだって!痛ってっ!

―――


 自身のこれからに対して、如何ともし難い状況を嘆いたその時、膜をすり抜けて真の魂に光の魂が衝突した。


―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン11

―――

お!これは、なんと幸運な・・・、すごい衝撃だったけど。LPゲット出来た。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――


 LPとは、経験値をステージ毎の規定値を得る毎に獲得することが出来る、スキルレベルを上昇させるためのポイントである。

 それは、システムを介して与えられている情報でそれを理解していた。


―――

ターン12

―――

あれ?衝撃は一回だけだったのに、経験値が又入ってきた?

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン13

―――

まただ、なんでだろうか。8・・・8・・・8。あ、念粒収集のせいか。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――


 スキル念粒収集はレベル1毎に念粒を1ターンに100収集することが出来るようになるスキルだ。

 今のそれのスキルレベルは8、よって毎ターン800ずつ収集することが出来る。

 そして、念粒とは経験値の事を指す。

 また、今回真の魂に衝突したのは、光の魂LV.200,000だ。

 これは、それのレベルアップを促すために用意されたものだ。

 神々は干渉しないと言いつつも、優遇する気満々である。

 因みにではあるがそれが得た経験値は50,000である。これは、ステージ4がステージ2の存在から経験値を得た場合の数値である。

 計算としては、ステージが1下がる毎に取得経験値が÷2されていくので、この場合、200,000÷2÷2=50,000となる。

 そして、レベルアップに必要な経験値は次のように計算される。

 ステージ1の時に必要なレベルアップに必要な経験値は100で、ステージが上がる毎に×2していくので、今のそれがレベルアップに必要な経験値は、100×2×2×2=800となる。


―――

ターン14

―――

そうなると、かなり膨大な経験値を獲得したことになるのか。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――


 先に紹介した取得経験値の計算を見てもらっても分かる通り、相当量の経験値が回収されているのが分かるだろう。


―――

ターン15

―――

まー、どれだけLPを獲得できるかは知らないが、とりあえず肉体の脆弱性を何とか

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン16

―――

しないとな。えーっと、今獲得しているLPわっと。

―――

LP6

―――

ターン17

―――

LP6かー、じゃ、経験値を一度に取得できる量を上げるのも気になるけど、急いで

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン18

―――

上げるようなものでもないだろうし。っと、言ってる傍からターンが過ぎてLP獲得

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン19

―――

か。考える速さが遅すぎて、ターンがどんどん過ぎて行ってしまう。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン20

―――

ちょっと予定変更、思考のスキルの効果はっと。

―――

思考LV.1

能力

1ターン毎にシステム上で1行×レベルの思考が可能。


マイティワード

1ターン・ヴルルツルプグシステム・1行・×レベル・思考


獲得条件

何かしら外界と自身を隔絶させる明確な壁を得る

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン21

―――

よし、それなら先に1レベルだけ思考のレベルを上げておこう。

―――

思考LV.2に上がりました。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン22

―――

よし、これで多少は思考するスピードも上がるだろう。でだ、え~今のLPはっと。

―――

LP10

―――

じゃ、これは全部膜に使用してっと。

―――

スキル膜LV.11に上昇しました。

スキル原初生命LV.11に上昇しました。

スキル核LV.1を獲得しました。

レース原初生命LV.12に上昇しました。

レース原初生命LV.12は進化しレース原始生命LV.12になります。

タイトル原初生命LV.1を獲得しました。

タイトル原始生命体LV.1を獲得しました。

タイトル原初生命体とタイトル原始生命体が統合されタイトルはじまりのものLV.1を獲得しました。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン23

―――

おおう、なんか急に増えたり統合されたな・・・。

えーっと、取り合えずステータス確認っと。

―――

LV.4,000,008,032(ステージ4)


LP1


レース

原始生命LV.12

スキル

膜LV.11

核LV.1


レース

真の魂LV.4,000,008,032

スキル

魂力蓄積LV.1,000,000,000

光子蓄積LV.1,000,000,000

聖子蓄積LV.1,000

魔子蓄積LV.1,000

魔素蓄積LV.2,000

念粒蓄積LV.8

魂力収集LV.1,000,000,000

光子収集LV.1,000,000,000

聖子収集LV.1,000

魔子収集LV.1,000

魔素収集LV.2,000

念粒収集LV.8

思考LV.2


タイトル

原初生命LV.1

はじまりのものLV.1


ボディステータス

HP15/15

オド2/2

生命力15

物理防御力12

魔理防御力12

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ふむ、色々あった割にはボディステータスはLP消費に対して、そこまで上昇している感じはしないかな?

―――

ターン24

―――

さて、一つづつ確認していこうか、まずは原始生命から。

―――

原始生命

能力

レベル1上がる毎にHPと生命力が1上昇する。


マイティワード

レベル1・上昇・HP・生命力・1上昇


必要スキル

膜LV.1

能力

レベル1上がる毎に物理防御力と魔理防御力が1上昇する

核LV.

レベル1上がる毎にオドが1上昇する。


説明

膜を獲得し自身と外界を明確に隔てる壁を有した存在が核を持つ到った。


※原初生命から進化した場合、原始生命体のタイトルを得る。

―――

えーっと、原初生命とステース上昇は同じと、核を持ったぐらいしか違いが無いか。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン25

―――

後の違いはと言えば、原始生命体のタイトルだがこれは既に始まりのものに統合されてるしなー。う~ん、通過点でしかないのかね?

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン26

―――

取り合えずこれは置いておいて、次に行こう、タイトルの確認だ。

―――

原初生命LV.1

能力

レベル1上がる毎にHPと生命力が1上昇する。


マイティワード

レベル・1上昇・HP・生命力・1上昇


下位スキル


説明

長い間この世界を漂い続けていた数多の魂たち、

その中で膜を獲得し自身と外界を明確に隔てる壁を有した存在。


はじまりのものLV.1

能力

原初生命と原始生命と下位スキルが保有する全ステータスをレベル分上昇させる。


マイティワード

原初生命・原始生命・下位スキル・全ステータス・レベル・上昇


説明

タイトル原初生命体とタイトル原始生命体を獲得し、二つのタイトルが統合し獲得できるタイトル

―――

えーっと、あー、そうなるとだ、今のボディステータスは、レース原始生命とスキ

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン27

―――

ル、さらにタイトルの原初生命とはじまりのものによって算出されてる感じかな?

で、ここから考えるに、単純にステータスを上げていきたいのなら、はじまりのもの

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン28

―――

のレベルを上げていけばいいんだろうけど・・・。

それだと、生物として先に進めなさそうだよな。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン29

―――

どうするか・・・。さっきの感じだと、条件満たしたら進化とかは勝手に起こるみたいだし、どのように上げていくのかが重要になってきそうだな。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン30

―――

成長方針としては大きく二通り、バランスよく成長させるか、はたまた極端な成長をしていくか・・・か。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン31

―――

はじまりのものの能力は、原始生命と原初生命だけに作用するものだから、これのレベル上げはしないほうがいいか?

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン32

―――

悩ましいところだな~。

統合によって、レベルがどうなるかとかによるな、えっと、先の統合でレベル1同士

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン33

―――

でレベル1のタイトルか。

はじまりのものにLP1だけ振って、統合時にどうなるのか確認しつつ、生物として成

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン34

―――

長していく事を優先していこう。

そうなると、今のLPはっと。

―――

LP12

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン35

―――

では、LP1は始まりのものに、スキル核にー、LP9を使用っと。

―――

タイトル始まりのものLV.2に上がりました。

スキル核LV.10に上がりました。

レース原始生命LV.21に上がりました。

―――

今回は他には特に反応なしか。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン36

―――

必ずしもレベル10毎にスキル解放するのが、当然って訳じゃないないのだな。

ふ~む、現状できることが、考えることだっけってのは、なかなか厳しいものがある

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン37

―――

よな。何かを試そうとしても、動きようがないというか・・・。

スキルがない状態で動こうとするとどうなるのか試してみようか。

―――


 穏やかに揺れている波間にあった小さな小さなその命は、ただ小波に揺られるのみだった。


―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン38

―――

まさか自分の状況すらまともに把握できてない気がするんだが。

―――


 現状それは対応スキルを何一つ持っていなかったために、肉体を通して何一つとして情報を収集すことが出来ないでいたのだった。


―――

・・・、動く動かない以前に、何とかして自分の状態を、ステータスで確認する以外

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン39

―――

で把握できるようにならないと危ないぞこれは。

試してみた感じ、自力でのスキル獲得は難しいと言わざるを得ないだろうな。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン40

―――

いや、むしろ出来ないことも視野に入れておかないといけないかもな。

―――


 システムを通して与えられる情報の中に、この手の情報は与えられていない。


―――

ただ、継続は力なりってね。今は暇だしやり続けましょう。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――


 波間に揺れる儚い生命。


―――

ターン41

―――

あ、そうだ今のLPはどんな感じかな?

―――

LP9

―――

9か・・・、切りがいいし膜のレベルを20にしていこう。

―――

スキル膜LV.20に上がりました。

レース原始生命LV.30に上がりました。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン42

―――

さて、これで膜が20で原始生命が30か、ボディステータスはどうなってるかな?

―――

ボディステータス

HP35/35

オド12/12

生命力35

物理防御力22

魔理防御力22

―――

大分上がったね~。・・・魂と比較すると誤差の範囲に感じてしまうけどね。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン43

―――

おっと、忘れていた。体よ動け~。

―――


 波間に揺れる小さな命。


―――

う~ん、数回しかやってないけど、これどうなのかな?

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン44

―――

システムからのメッセージが何一つないのが気になるよなー。

う~ん、もはや数回で諦めかけることになるとは。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン45

―――

こう、行動によって熟練度的な物が溜まって、新しいスキルなどが増えるようなシステムではないのかもしれないな~?

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン46

―――

せめてそういうのが判断できる情報が欲しいのだけど、今のところシステムが反応をしない以外に、判断する材料は無いっぽいしな。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン47

―――

あ~、肉体の能力が低すぎるのが原因か?

魂側の方なら何か動きがあるかもしれない。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン48

―――

さて、そうなるとだ、何をやってみようかと話になる訳だが・・・。

今魂側にあるスキルは、力を溜める為のスキルと、集めるためのスキル。そして思考

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン49

―――

スキルだ。原始生命にあるスキルとは違って能動的?なスキルではあるか・・・。

試しに・・・念粒収集!

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン50

―――

うん・・・いつも通りだ。

あー、そうだ、経験値取得もスキルなんだから、毎ターン使用してしてるのに、いっ

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン51

―――

さい熟練度とか入ってる雰囲気じゃなかったよな・・・。

スキル使用や、行動によって新しいスキル取得は出来ないのかもしれん。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン52

―――

あー、そろそろLPも・・・、あっ、LP使用で何か獲得できないかな?

え~、今獲得出来るスキル一覧!

―――

念粒探知

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン53

―――

一個だけ?いやいや、これ取ったら派生するとかだよね?

前使用してから大分ターン経ってるからLPは問題ないはず、なら、他にやることも

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン54

―――

無いし取得しよう。

―――

スキル念粒探知LV.1獲得しました。

スキル聖子探知解放されました。

スキル魔子探知解放されました。

スキル念粒操作解放されました。

―――

お!ふむふむ、そう言う感じか。それに、ぼんやりとだけど周囲の状況を知覚出来る

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン55

―――

ようになってるな。どんな能力かは解っているけど一応確認っと。

―――

念粒探知

能力

レベル1上がる毎に念粒を知覚出来る範囲が周囲1マスずつ拡大する。


マイティワード

レベル・1上昇・念粒・知覚・範囲・上昇

―――

予想通りの能力だな。ではどんどん行ってみよう。聖子と魔子探知と念粒操作取得!

―――

スキル聖子探知LV.1獲得しました。

スキル魔子探知LV.1獲得しました。

スキル聖子探知LV.1とスキル魔子探知LV.1は統合され、スキル魔素探知LV.1に統合されました。

スキル念粒操作LV.1獲得しました。

スキル念粒蓄積LV.1とスキル念粒収集LV.1とスキル念粒探知LV.1とスキル念粒操作LV.1が統合され、スキル念粒掌握LV.1獲得しました。

スキル聖子操作解放されました。

スキル魔子操作解放されました。

―――

経験値100獲得しました。

―――

ターン56

―――

おお!分かる・・・これが私の居る場所か・・・。

―――


 それの周囲のマスは水上のマス。マスの底辺近くの海面にて、波に揺られる泡の中に小さな核を持ち、今にも泡が割れてしまいそうな危うさを持っていはいたが、確かにそこに存在している。


―――

レベル1だから自分の居るマスしか解らないようだけど、すごいな~。

―――

経験値100獲得しました。

―――

ターン57

―――


 そんな感動の中にあったそれの横は高速で動く何かを捉えた。


―――

ん?なにか今一瞬だけどなにか通り過ぎたような気がするが・・・。

―――


 それの現在の思考LV.2、その程度の思考の速さでは自身のスキルで探知こそ出来るものの、相手の動きが速いと正確なところを知覚出来なかったのだ。


―――

速すぎて何かよく解らなかったけど、念粒か聖子や魔子それか魔素で形作られた何か

―――

経験値100獲得しました。

―――

ターン58

―――

だろうな。そうなるとだ、操作系の能力を使えば捕まえることが出来るかもしれない。だけどその前に念粒掌握のレベルを上げて経験値取得量を引き上げてしまおう。

―――

念粒掌握LV.8に上がりました。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン58

―――

ん?範囲が広がったはずなのに探知できる範囲がそんなに広がっていないな。

―――


 今現在それの周りにある念粒は、先ほどそれにぶつかって崩壊した光の魂の経験値分しか存在していない、それ故にその経験値、つまり念粒がある範囲しか知覚出来ないのだ。


―――

あー、私の周りにこれだけの念粒しかないってことだな。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

ターン59

―――

それにターン経過時に微妙に範囲狭まってるから、これ、経験値として全部吸収したら、これさえも見えなくなるという事か。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――

1時間

―――

そうなるとだ、魔素探知も同様って・・・ん?、ならどうして水を探知できてるんだ?・・・あ・・・、もしかして、この水とかって魔素で出来てるのか。

―――

経験値800獲得しました。

LP1獲得しました。

―――


///

現在の「それ」のステータス

LV.4,000,008,044(ステージ4)


LP10


レース

原始生命LV.30

スキル

膜LV.20

核LV.10


レース

真の魂LV.4,000,008,011

スキル

念粒掌握LV.8

魂力蓄積LV.1,000,000,000

光子蓄積LV.1,000,000,000

聖子蓄積LV.1,000

魔子蓄積LV.1,000

魔素蓄積LV.2,000

魂力収集LV.1,000,000,000

光子収集LV.1,000,000,000

聖子収集LV.1,000

魔子収集LV.1,000

魔素収集LV.2,000

魔素探知LV.1

思考LV.2


タイトル

原初生命LV.1

はじまりのものLV.2


ボディステータス

HP35/35

オド12/12

生命力35

物理防御力22

魔理防御力22


獲得可能スキル

真の魂


経験値300/800


経験値12,300獲得中

///

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