応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • ふわりとした幻想が、軽やかで、何というか、不思議と長さを感じずに読めてしまいました。好きな感じの詩でした。

  • 第7話 冒瀆者とケモノへの応援コメント

    ポンペイの遺跡を思ってしまいました。笑
    きっと何十億年とそのまま埋もれたままだったら、残った肉は琥珀になっていたのかもしれない。
    でも、ポンペイでは全て燃え尽きてしまっていたのだそうで。
    靴底、砂、ケモノ。これらはきっとあなたの琥珀になる物を意味するのかもしれない。いや、あなたを琥珀にする物なのかな?
    しかし私には背景が見えないから、よく分かりませんでした。

    そろそろ自分自身を残す方法と、文跡が一致する際どさも欲しいかと感じております。琥珀から遺伝子を見つける、文学考古学者の目に止まると良いですよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。この辺りは未熟さが露呈している作品が多いですね 😓

    長い詩を書こうとして描ききれてない。いずれ推敲する予定です。琥珀は印象的ですが、うまく生かしきれてない。


  • 編集済

    第2話 一粒の麦よへの応援コメント

     籾の麦をそれほど、土の中に強く踏み潰す世間というものは、まだこの世に現存するのであろうか? 当然、秋蒔き小麦の麦踏みのことを詩にしたのだと思うが…。
     小麦には春蒔きと秋蒔きの2種類があるのです。おそらく聖書のひと粒の麦を指しているのであろうが…。踏む麦ということならば、芽を出した後に霜に根ごと持ち上げられた麦のことを言っているのでありましょう。イエスの時代は春蒔き小麦かな?

     晩夏の落ち穂拾いを思うのです。未亡人を思うのです。

     あゝ、この詩には女性が少ししか居ないのだな。

     京都の黄金色の土地をイメージするのです。内地の人は、麦酒は、麒麟なのでしょうね。そこで「あなた」のイメージは止まってしまった。

    作者からの返信

    ひと粒の麦はある種の象徴でして、実際の麦作りは経験ないのですね。田舎は農家ですが麦は随分前から作っていません。内地のビールは確かに麒麟が多い 笑
    わたしは京都のクラフトビールが好きですが。


  • 編集済

    第19話 あなたへの……への応援コメント

    なにか、帆場蔵人さま『詩集』に対し、なにか、私なりの帯文で飾りたい、そんなふうに思いたったものですから、断りもなく、不躾にもレビューを書いてしまっていました。そしてこちらの、人のなかをひとまわり、ふたまわりと時間が歩いている、足音の聞こえる詩を読んで、手を繋ぎ、その温度を、不思議に別個の者としてある、まぼろしの伴侶を見ていました。おそらくそのような時間がふたりにあることが、二人のあいだの結ぼれた時間のうえに、無常のいまという感興がやって来たのでしょう。彼女の慎ましい物音が、こちらの周囲にまで立ってくるようでした。

    作者からの返信

    いずれ詩集を出せるとしたら帯に入れたいぐらいに気に入ってしまいました。詩へのレビューは中々、頂けないので本当に嬉しかったです。

    ぼくたちはどうやっても孤独であり、どれだけ近くても一人でいなくてはいけない、と感じています。それでありながら人は他者がないと生きられず求めている。そして限られた時間のなかで今を生きるわけですが、またそこにも永遠性を求めている。この詩ではその心のせめぎ合いも隠れていたりします。

    ありがとうございます。

  • 第13話 残氓者への応援コメント

    あなた、わたし

    わたしにとってのあなたとは......
    ある種「白痴」←差別的表現
    にも似たわたしの思い耽り

    写真にいないのはわたし

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    主客、あなたとわたしがもつれ合いですね。さらにフレームの中が写真であるのか、これを読んでいる画面なのか。
    読み手の境界をボヤけさせるような詩になりました。

  • 第4話 球体の想いでへの応援コメント

    初めまして、コメント失礼します。

    球体の僕という言葉の響きと、そこから想像する視覚的な僕の様相、その言葉に内包される心理的な僕の感情、正常の中の異常や異常の中の正常、危うさと共に繊細さが剥き出しになっているように感じ、読んでいて身体を内から揺さ振られるような印象を受けました。

    作者からの返信

    初めましてコメントありがとうございます。

    少し感傷的な散文ですが、球体の僕というイメージが気に行っています。斉賀さんのなかのなにかを揺さぶれたとしたら非常に嬉しいです。

  • 第9話 旅の終わりへの応援コメント

    『詩集』全体を通して遥かの地へ焦がれる思いが感じ取られます。

    昔より気に入りの詩人の詩に「水晶狂い」というのがありまして、それなんかを思い出します。ある遠い遠い(あるいは深い深い)一点を凝視しつつ、近づこうとする運動が、いつか螺旋を描いてその一点の意義が変じる。

    また、比較的最近知った「白隠禅師坐禅和讃」とも通じるのかもしれないと連想していました。「衆生本来仏なり水と氷の如くにて水を離れて氷なく衆生の外に仏なし衆生近きを知らずして遠く求むるはかなさよ」といった感じです。

    こういったテーマに惹かれるものが私にはあるようです。「旅の終わり」は、それを再確認させてくれました。

    作者からの返信

    いつも詳細なコメントありがとうございます。

    誰もが抱く異郷や、ここではない何処かへの想いに突き動かされることがあるのだけれど、求めれば求めるほどに見つからない。しかし、そのために費やした時間や場所が、過程でも良い、に意味を見出す。ありきたりなモチーフかもしれないですが、それだけ普遍的なものでもあるのではないかとかきあげました。

    水晶狂い、は読んでみましたが一読では難解ですね。シュルレアリスムでしょうか。

  • 今晩は、綾部 響です。

    なんとも幻想的な詩ですねー……。

    作者からの返信

    詩はイメージの飛躍や比喩が多いので書き手によっては幻想や怪奇な側面がでますね。僕としてはそう言った詩を書きたいので今回は長い詩を書きながら実験的にこれを描いてみました

  • 第4話 球体の想いでへの応援コメント

    球体という言葉に、私はテマトラ体を連想したのですが、まあそれは置いといて……。

    この散文詩は、若干の闇(病み)と狂気要素が散りばめられていて、安部公房の短編小説のような印象を受けました。不調を診察してもらう、ただそれだけの動作に、ここまでたくさんの言葉使って描写出来るのですね! 驚きです。
    夜の病院って確かに不気味ですよね。実体験でしょうか?

    作者からの返信

    テマトラ体、ピノコですね。ちなみに十歳のくだりが実体験です。病室で点滴していたのを忘れられて数時間後まで思い出されなかった 笑


    ありがとうございます。

  • 第2話 一粒の麦よへの応援コメント

    忍耐強く、とても慎重においていかれた言葉なのでしょう、ほどよく重量感をもって景色を伝えてきます。第1話の詩とともに、郷愁や喪失といった時間的なテーマを、空間描写によって表現されていて、イメージが自然とテーマへと接続されるよう巧まれています。その技量には嫉妬さえ覚えました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。特に二話目の作品はかなり推敲を重ねたので嬉しいです。ただ僕が長い詩を書くと、言葉の意味にとらわれていて詩として、どうなのかという悩みがあります。湿原さんの騒音譜のような作品に惹かれるものがあります。
    改めてありがとうございます。

  • 第1話 季節を歩む者への応援コメント

    新作ですか?
    素晴らしい作品ですね。
    🍚です^ ^

    作者からの返信

    新作は新作なんですが、やはり長い詩は難しいですね。ご飯がわからなくなって来ました…ありがとうございます。