第13話;「アカネ」 男 「ロッド」になる

名前:ロベール・フィル・フランバート(アメリア皇国第2王子)

種族:人間(女神の子孫)

年齢:22歳

称号:慈愛の王子、高潔の王子、アカネに求愛する者


【レベル: 70(99)/70(+30女神特典) 】

【体力: 1500000/1500000 】

【魔力: 80000000/80000000 】

【速さ: 10m/1秒 】

【知力レベル: 70(78)/70(+30女神特典) 】


【光魔法:10MAX】

【聖魔法:10MAX】

【火炎魔法:10MAX】

【氷魔法:10MAX】

【水魔法:10MAX】

【風魔法:10MAX+5女神特典】

【土魔法:10MAX】

【空間魔法:10MAX】

【精神魔法:10MAX+5女神特典】

【解析魔法:10MAX】


スキル:9(10)/10

・情報遮断:高

・魔力感知:高++

・慈愛放出:高

・レベルアップ1.5倍速:高

・自動異常回復:高

・精神汚染無効:高

・縮地:高

・会心の一撃:高

・体力上昇:高

(・隠<スケコマシ>:高)



「強くなりましたよね、」

「でもステータスよく見えたね、どこかで触れたの?最近ギルドでも会わないんだけど、もう私のこと諦めたのかな?」

「たまたま、セバスに頼まれて冒険者ギルドに行ったら、ロベール王子と第一王子がいて、ちょっともめてました、そのとき少し触れたんですが、その後第一王子に首根っこ掴まれた連れて行かれましたよ、<内政の仕事がたまっているのにうろうろするな>と言われてました。」

「あらぁ、仕事サボってたんだ・・・」

「しばらく来れないと、第一王子がギルドに言ってましたよ」

「じゃあしばらくは100レベルは行かないね、竜数匹倒さないと上がらないだろうし・・・

その竜もお母様たちが率先して、軍率いて倒してるからロベール王子の出番ないかな?

でもいいのかな?安定期に入ったとはいえ暴れまくって・・・」

「大丈夫だと思います、さすがに臨月になったらしばらくおとなしくするとおっしゃってました。」

「はははははっ・・・ロベルトのとこに行かずに魔境のこの館に住み着いちゃうし、勝手に通いのメイド連れてくるし、知った顔だからいいけどさぁ、対外好き勝手してくれるよね~」

「顔がにやけてますよ、嬉しいんでしょう?」

「・・・ま・ね・・・」




「ところでアカネ様、私もお呼びになって何事でしょうか?」

二人の話を黙って聞いていたセバスが言った

「それにその子供の眷属は?」

「はじめまして、アカネ様の眷属として生まれました、ロイ・コウガです、隠密偵察重視でアカネ様いわく<忍者>です、13歳となっております」


応接室にある大きなソファ、長椅子2客と短い椅子2客

長椅子のひとつにアカネ、右の短い椅子にセバスチャン

向かいの長椅子に、ルナ、左の短い椅子にロイ


「従者として、付いてもらおうと思って、」

「私ではだめだったのでしょうか?」

ルナが寂しそうに言った

「アカネの時はルナにお願いするよもちろん」

「「「「・・・?アカネの時?・・・」」」


「男のロッド・ロード・レオンに付いてもらう」

「アカネ様?男のとは?」

「百聞は一見に如かず」


アカネの姿が光に包まれる光のシルエットが、アカネより大きくたくましく変わる

光が収まるとそこには美丈夫な男性がいた


3人は言葉が出なかった


見た目は22歳くらいの身長180の細マッチョな男性

髪は銀髪(シルバーブロンド)で目は透き通るような青、耳につけた青い縦長の宝飾のピアスがさらに美しさを際立たせていた


「男・・・見た目だけ変えたわけじゃないですね、本当に男の人に・・・」

「一度男になってみたくて、スキルは望むもの全てだから出来るかな?と思ったら出来た

さすがに髪の色と目の色は魔法で変えてる、そのままいじらないとツートンと赤い目でさ、ばれたら嫌だからね、子供も作れちゃうよ!」

「口調はどうにかなさったほうがいいと思いますが、しかしよく思いつきますよね、子供もって・・・作るんですか?」

「ルナ、試してみる?」

「ご冗談をアカネ様、いえロッド様、それに私は子供は産めませんし」

「体は改良出来るよ、セバスは普通の魔族と一緒だから良い人いたら結婚してもいいよ、ロイは悪いけど成長遅いと思う、でも良い人居たら紹介してね、家族なんだから」


「家族?」

「私にとって眷属って、子供であり、部下であり、仲間、友人全てだと思ってるよ、本当に大事な家族だ」

セバスがうっすらと涙を浮かべた、

「言いたいことはどんどん言ってね、家族なんだからさ」


「・・・では、先ほど私に<ルナ、試してみる?>とおっしゃいましたが、それはロベール様がアカネ様に<一度試してみない?>とおっしゃったのと一緒ですよ、女性の気持ち忘れましたか?」


「おっと、そうだね・・・確かに男性になると意識も男性になってしまうみたいだ・・・困った・・・」

「何がですか?」

「ロベールの気持ちが分る・・・」

「・・・・やめてくださいね節操のないことは!!!!・・・・」

悲鳴のようにルナに諭されるロッドだった




「で、セバス!ロッド・ロード・レオンの商会での立ち位置を貰いたい、権限のある位置に、でもあくまでセバスの直ぐ下、もしくは同等で」










------------------

壊滅した暗殺ギルドの本拠地

がらんとした集会場に数人の黒ずくめの男達が居た


「あれから約一年、逃亡した奴らが戻ってこないのはどういうことだ!」

「アメリア皇国で見かけたと情報が入って、行ってみたんだが、居なかったよ」

「くそ!裏切り者には制裁を、直ちに見つけろ!」

「フィンドラス王国に拘束されたままの者が30名、行方不明が30名で80人中60名が居ないんだぞ、20名だけでは困難だ!、S級も者の殆どがその中に居て、残ったS級は俺とあんたただけだ頭領」

「ボスから増員してまた行動を開始しろと言われているんだよな、

無理だ!手練れだった奴等は物心ついたころから教育してきたんだ、今から育てるわけにもいかん、どうすれば・・・」

「呪いが仕えなくなった以上、我々が動かないと目標が達成できないそうだフィンドラス王国に拘束中の連中を救出するしかないか・・・でも何故他の奴らは逃げ出さないんだ?あいつらならすぐ逃げ出せそうなものを・・・」

「もう少し情報を集めろ!時間は無いぞ!早急にだ!」




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