第3話 出会い(前編)

私は姉妹に憧れていた。どちらかでも良いから欲しかった。物語の中の姉妹は一緒に喋ってたり、メイクしたり、お出掛けしたり、時には喧嘩したり。二人だけの世界があって私はそれに憧れている。でも後から出来ない。

ただ現実の姉妹は違うようで、友達の姉妹の話を聞くと毎日喧嘩してたり、姉なんていらないだの。我が儘で、自分のことしか考えないとか文句はいっぱい出てくる。まぁ毎日一緒にいたら文句は出てくるだろうけど居て良かったとか、照れるのは分かるけど親友には話しても良いと思うんだけどなぁ

私に朗報なのか吉報なのか悲報なのか分からないが私にお母さんが

「お母さん!再婚します!」

と高らかに宣言する。お母さんは嬉しそうだった。私も嬉しくなる。

「おめでとう、でどんなの人なの?」

「う~ん、優しくて、綺麗で、」

その人の好きなところがすらすらと出てくる。羨ましいと素直に思ってしまう。

こんな風に誰にで好きな所が言えるなんて羨ましい。私もそんな人がほしい。

「で春梨ちゃん。向こうの人にお子さんが居てね、しかも二人。姉妹なのよ」

姉妹。憧れだった関係。義姉妹とは言え嬉しいか嬉しくないかと言われたら分からない。会ったこともない二人で姉妹にの関係。どう転ぶかどうかなんて分からない。でも会ったりするのかな

「そう、でもお母さんが結婚するのは嬉しいからおめでとうだよ。」

「うん。ありがとう。でなんだけどお母さん海外行くことにしたんだ。」

「えっ?どうゆうこと?」

お母さんが言うには新婚旅行にいく所で結婚式を挙げる為に結構長居するらしい。

「あれ?私はどうするの?」

「向こうの姉妹が妹が春梨ちゃんと同じ高校らしくて、二人で二人暮らしさせるらしいの、でそこに一緒に春梨ちゃんどうかなぁと思って。」

さすがに気まずいんじゃないのかな?

でも。見てみたいのはある。

「う~ん私は良いけど、一つ条件とゆうかお願いがあるんだけど」

と私は向こうの、お母さんの好きな人を知ってみたい。それで姉妹の事を知れたら良い。

だから私は新婚旅行に着いていく事にした

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