虚脱的にほのぼのしておる

 体長15cmの「かっぱ」が忽然と風呂場に現れ
「お前が俺を召喚したこの世界の王か?」
 と訊いてくる第1話だけで
「合格」
 としかいいようがないわけですが(何が?)、恐ろしいことに今のところ小説すべてがこの空気感で突っ走ってます。
 無駄に酒浸りだわ無駄に好色だわでいろいろと始末のつけようのない珍生物との無駄に生活臭あふれる無駄のない洗練された四畳半系ユートピア、とでも評しましょうか……登場するスーパーマーケットの名前をググりたくなる読み物とか人生初なのでめちゃ混乱してます……
 最大限に美的な意味で、全身の関節が脱臼しそうなモノを読みたい方はぜひ。第3話とかアリなんすかこれ???

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