第5話家計の見直し

 さて、私は手帳に一日の合計使用金額を記すシステムから、大学ノートにレシートを貼るだけという日記形式の家計簿に切り替えました。

 すると、私の消費癖が明確になりました。

 我が家ではWi-Fiを月四千九百円にて設置しているのですが、スマートフォン、タブレットの三台合計で二万円以上の通信費を支払っていました。

 ちなみに家賃は1DKロフト付きお風呂トイレ付きで月三万円、車は所持していないので駐車場はゼロ、共益費もゼロです。

 水道、光熱費は合計月に一万円、ダイエットのために通うスポーツジム会費は月六千七十円、市内で最安価です。

 食費は見切り品を利用しているとはいえ、月二万円ほど。

 交通費は月五千円。

 さらにアルバイトなので、国民健康保険税、保険料を支払い、奨学金を月に一万二千円支払い……。

 この後がさらに恐ろしいのです。

 スナックに勤めているので、それなりに身なりに気を遣わなければなりません。

 私は大手古着屋で衣装を、最安価ネットショップでウィッグを購入しています。

 その癖がつき、私は頻繁に私服、仕事服のどちらも必要以上に購入しています。

 とくにその傾向が強いのが、毎月二十九日です。

 とあるお店では最安価一着二百円のところ五着で二百円で販売します。

 それに乗せられるのが、女性の性ですよね。

 どうも、私は古着屋や百円ショップなどのリーズナブルなお店に弱いようです。

 ですから、私はマイルールを決めて、通勤、食料の買い出し、ジム通い以外は家に籠ることにしました。

 カフェに通うのも、友人に誘われたときだけです。

 さらに、私は大手キャリアのスマートフォンから、格安キャリアのガラケーとタブレット、パソコンを使用するのでWi-Fiも変更しました。

 これで、一ヶ月の合計通信費は半減しました。

 食費も食事制限をすることで、三割ほど食費が減りました。

 家賃は市内では一、二を争うほど安価である上、設備も充実しているので引っ越しはしないつもりです。

 これで、私のお財布はゆとりを知ることになりました。

 今でも、担当のファイナンシャル・プランナーさんと連絡を取り合っています。

 この過程により、私は夢の近道であるファイナンシャル・プランナーという職業を知ることになります。

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