第26話次男の入院

僕が職業訓練学校に、通っていた頃に、

3歳年下の次男が、病気で倒れました。

街の大きな病院に、入院する事になりました。

診断結果は、黄疸です。

全身の皮膚の色が、真っ黄色になるという病気です。

職業訓練学校の帰りに、弟のお見舞いに、よく行きました。

体中が全身、真っ黄色で、目も黄色く見えました。

僕は、弟を元気づけようと、職業訓練学校の話をしました。

職業訓練学校には、小さな図書館みたいなところがあって、

僕はそこで、考古学の本を読んでいました。

僕が考古学に、興味を持ったきっかけです。

佐和宙さんの超古代文明は宇宙人が作ったと、

平川陽一さんの本のタイトルは、忘れたけど、

インド神話に出て来る神は、全員宇宙人で、

古代インド人は、宇宙人と核戦争をしていたとか、

聖書に出て来る神は、宇宙人で、ノアの箱舟は、

宇宙人が、事前に大洪水が、起こることを先進的な技術力で、

予測していて、ノアに大きな方舟を作らせたという内容です。

50過ぎの男性は、「あんなもんでっち上げだ!トンデモ話だ!。」

といっていましたが、僕は本気で、信じてました。

今でも、半分くらいは、本当のことを書いていると思っています。

弟にこの話をしたら、「佐和宙って、ピカチュウのパクリじゃないの?。」

後で佐和宙と書いて、さわひろしと読むことが、分かりました。

他にも、アトランティス大陸やムー大陸にレムリア大陸の話を

弟にしていたら、「兄ちゃんは、職業訓練学校で、板金溶接の勉強じゃなくて、

宇宙の勉強をしに行っているの?。」と苦笑いされました。

弟の黄疸は、何とか無事に治りました。

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