第3話 美大生と一般大生

美大生は自分たちの事を『美大生』と言う。

そしてそれ以外の総合大学の大学生の事を『一般大生』と呼ぶ。

特に『一般大生』と呼ぶのは慶応早稲田、MARCH辺りの毎日飲み会、サークル、デートなリア充・パリピ集団の事を指す。


『一般大』、どういう時に使うか。


例えば時間割。

一般大の友達が言ってたのだが、一般大の特に文系は4年間はっきり言って暇だそうだ。

人によるのかも知れないが、最低限の単位しか取らないで卒業するとなるとかなーり暇なんだそう。夜な夜なゲームに明け暮れ、昼間に寝て、午後からノソノソ起きてきて学校へ行くなんて事が出来るらしい。


だが、美大はそんな暇生活は出来ない!

美大生、めちゃくちゃ忙しい。課題課題課題!課題地獄だ!それプラス座学のテストの勉強をするのだ。忙しいだろ?

美大生の口癖は「課題が終わらない」だ。

年がら年中課題に苦しめられてるのだ。

そんな課題に取り憑かれた彼らから見たら、毎日暇して飲んで騒いで異性と遊ぶ一般大生(偏見)が憎いのだ。そんなに暇なら時間くれや。

そんな訳で「一般大はいいなぁ〜?」と自虐ネタとして使う。



ほんと、お前ら暇でいいなぁ?(偏見)




それと、例えば荷物や服装。

ここでは女の話を中心に話していく。


青学の女学生なんか見てみろ、いつもオシャレ〜な服(ブランド物)にそれホントに勉強しに行くの?と言わんばかりの小さなバック(ブランド物)

完全にデートコーデであり、学校行く服ではない。


それに引き換え美大生はというと、課題などで荷物が多いため大きなリュックが定番。小さなバックなんぞ使い物にならない。

また、服も制作する時に汚れてもいい様な服で来る人も多い。

もちろん前回話したようにめちゃくちゃオシャレな人もいる。いるが、青学のオシャレと美大のオシャレはベクトルが違うのだ。

青学はブランド物のモテ服、美大は個性的な古着…ってところだろうか?(どちらもオシャレには変わりがないのだけど)


そもそも美大というものは結構田舎にキャンパスがあることが多い。

青学とか一般大はめっちゃ都会にある。

そこからして違うのだから、美大生はわざわざ田舎にオシャレしていく必要が無いと考えて女子のズボン率が日に日に増えていく。

最初新入生はメイクや服に気合を入れるのだが、1年終わる頃には服がダサくなっている。スッピンとか普通にいる。

こんな田舎にブランド物やメイク、オシャレは不必要と考えた末なのだろうか…

そういう訳で美大生はモテコーデで学校行く女を『一般大だな〜』と言う。



『一般大だなぁ〜』という言葉、

これは一般大の奴らをディスりつつも、その一般大になれなかった私達美大生の僻みの自虐なのだ。

美大生ははっきり言って陰キャがとても多いため、一般大のあのウェイウェイした雰囲気が苦手であり眩しいのだ。

わかって欲しい。


作者はウェイ系になれなかった残念で中途半端なやつである。

来世はウェイ系男になってクラブで踊り明かし素敵な女をお持ち帰りしたい。


ということで美大生と一般大の話でした。それでは〜

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