性転換した涼宮ハルヒの憂鬱

@ryuzakimikoto3510

第1話涼宮ハルヒコの憂鬱Ⅰ前編

「サンタクロースをいつまで信じていたかー何てことはたわいもない世間話にもならないくらいのどーでも言い話だが

それでも私がいつまでサンタなどと言う想像上の赤服おじいさんを信じていたかと言うと

私は確信をもって言えるが最初から信じてなどいなかった幼稚園のイベントで出てきたサンタは似せサンタだと理解していたしお母さんがサンタにキスをしたところを目撃したわけでもないのにクリスマスにしか仕事をしないおじいさんの存在を疑っていた賢しい

私なのだがはてさて宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者や悪の組織やそれと戦うアニメ的特撮的漫画的

ヒーロー達がこの世に存在しないと気がついたのは相当あとになってからだった

いや本当は気がついていた駄々気がつきたくなかっただけなのだ

私はは心の底から宇宙人や未来人や妖怪や幽霊や超能力や悪の組織が目の前にフラりと出てきてくれることを望んでいたのだ

しかし現実ってのは以外ときびしー

世界の物理法則が良くできていることに関心しつついつしか私はテレビの幽霊特番や心霊特集をそう熱心にみなくなっていた宇宙人、未来人、超能力者そんなのいる分けねー

でもちょっといてほしいー

みたいな最大公約数的なことを考えるくらいにまで私も成長していたのさ

中学を卒業する頃には私はそんな子供っぽい夢を見ることからも卒業していてこの世の普通さにもなれていた

私はたいした考えもなく高校生になりあの人とであった」

「東中出身涼宮ハルヒコただの人間には興味はねえ

この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら俺のところにこい!

以上!」

「これ笑うとこ?」

「えらいイケメンがそこにいた」

岡部「つ、次の人」

「誰もが冗談だと思っていたでしょう

結果から言うとそれはギャグでも笑いどころでもなかったハルヒコはいつもおおマジなのだこうして私たちは出会ってしまったしみじみ思う偶然だと信じたいと」

「涼宮ハルヒコは黙ってジーと座っている限りでは1イケメン高校生にしか見えないたまたま席が真ん前だったというちのりをいかしてお近ずきになっとくのもいいかなーと

一瞬血迷った私を誰が攻められよう」

「なぁしょっぱなの自己紹介のあれどの辺りまで本気だったの?」

「しょっぱなのあれってなんだ」

「いやだから宇宙人がどうとか」

「お前宇宙人なのか?」

「いや違うけど」

「違うけどなんなんだ?」

「嫌なんでもない」

「だったら話しかけないで時間の無駄だから」

「涼宮に気があるの?

なら悪いことは言わないやめとけ

中学で三年間同じだったからよく知ってるんだけど涼宮の奇人ぶりは

じょうきをいっしてる」

「あの自己紹介?」

「そう中学時代にも訳のわからないことをさんざんやりたおしていたわね

有名なのが校庭落書き事件」

「なんだそりゃ」

「石灰で白線引く道具があるでしょ

あれなんて言うんだっけ

まあいいやそれで校庭にでかでかとけったいな絵文字を書いたことがある

しかも夜中の学校に忍び込んで」

「その犯人が涼宮って訳か」

「本人がそうゆうんだから間違いない

朝教室に行ったら机が全部廊下に出されていたこともあったなー

校舎の屋上に星マークをペンキで描いたり学校中に変なお札をペタペタと張り付けてたこともあったなー

キョンシーが顔にはりつけてるようなやつね 意味わかんないわ

でもねー涼宮はモテルんだよなー

なんせイケメンだしさおまけにスポーツ万能成績もどちらかというと優秀なんだちょっとばかし変人でも黙ってたってたらそんなことわからないし」

「それにも何かエピソードがあるの?」

「一時期はとっかえひっかえってやつだったわね私の知る限り一番長く続いて1週間最短では告白されてOKした五分後に破局なんてのもあったらしい」

「普通の人間の相手をしてる暇はねえの」

「ん?聞いた話だよ本当に何でか知らねえけどコクられて断るってことをしないんだよ涼宮はだからね

あなたが変な気を起こす前に言っておいてあげるやめとけ」

「やめとくもなにもそんな気はないのだけど」

「私だったらそうねー

このクラスでのイチオシはあの人かな朝倉諒1年の男子のなかでもベスト3には確実にはいるね」

「1年の男子を全員チェックでもしたのか?」

「勿論 AからDまでランク付けして

そのうちAランクの男はフルネームで覚えたわ」

「朝倉君がそのAランクな訳ね」

「AAランク+だわねあれは性格もいいに決まってるわ」

「この頃涼宮ハルヒコもまだおとなしい頃合いで私にとっても心休まる月だったしかしながらハルヒコの帰郷な振る舞いはこの頃から徐々に片鱗を見せていったというべきでしょう。」

と言うわけで片鱗そのⅠ~

髪型が毎日かわる月火水木金曜日が進むごとに髪を結ぶ箇所が増えていく月曜日にリセットされたあと金曜日まで1つずつ果たして日曜日にはどんな髪型になってるのかみてみたい気もする

片鱗そのⅡ~

体育の授業は男女別に行われる

着替えは女が奇数クラス男が隅数クラスに移動してすることになっているのだがまだ女子がいるのにズボンを脱ぎ始めたのだった

どうやら女子生徒のことはジャガイモくらいにしか思ってないらしい

片鱗そのⅢ~

呆れることにハルヒコはこの学校に存在するあらゆる部活に仮入部していたのだった運動部からは例外なく熱心に入部を進められそのすべてを断って毎日参加する部活を気まぐれに変えたあげく結局どこにも入部することはなかった

「なにがしたいんだかなー涼宮はよー

そんなこんなをしながらGWが開けた一日目」

「やっほーキョンコ」

「うんおはよう

ちなみにキョンコってのは私のあだ名だいい加減やめてもらいたいのだけど

ああー今日は水曜日か(ハルヒコの髪型をみながら)」

などと考えつつ間が指してしまったのだろうそれ以外に思い当たる節がない

「曜日で髪型を変えるのは宇宙人対策か?」

涼宮ハルヒコに話しかけていた

「いつ気がついたんだ?」

「うーんちょっと前」

「あっそ俺思うんだけど曜日によって感じるイメージってそれぞれ異なる気がするんだよな色で言うと月曜は黄色で火曜が赤で水曜が青で木曜は緑金曜は金色で土曜は茶色日曜は白だよな」

「何となくわかるような気もするけど

ってことは数字にすると月曜が0で日曜が6なのか」

「そう」

「私は月曜は1って感じがするのよねえー」

「お前の意見なんて誰も聞いていない」

「そうかい ん?」

「俺お前とどこかであったことある?

ずっと前に」

「いやないと思うけど」

きっかけなんてものは大抵どうってことないことなんだろうけどもまさしくこの会話がきっかけになったのだろうなー

しかしハルヒコがまともな返信を返したことに驚きだてっきり

うるさいバカ黙れどうでもいいだろそんなことといわれるものばかりだと思っていたからな

だから次の日ハルヒコが長かった髪をバッサリ切って登場したときに私はけっこう動揺した

「それにしたって私が指摘した次の日に短くするってのも短絡的すぎないか

おい」

「別に」

あれ以来ホームルーム前のわずかな時間にハルヒコと話すのが日課になりつつあった

「ちょいと小耳に挟んだんだが付き合った女全部ふったってのは本当なのか?」

「なんでお前にそんなこと言われなくちゃならないんだ

何を聞いたか知らないがまあいいや

たぶん全部本当だから

「一人ぐらいまともに付き合おうと思うやつはいなかったのか?」

「全然だめどいつもこいつもアホらしいほどまともなやつばかりだったな

宇宙人でも未来人でも超能力者でもないし」

「そりゃあ普通そうだろ」

「あと告白がほとんどの電話だったのはなんだよあれそうゆう大事なことは

面と向かって言えよなまったく」

「まあそうだなー」

一応同意しておこう

「そんなことはどうでもいいんだ」

どっちなんだよ

「問題はな下らない女しかこの世に存在しないのかどうなんだってことだ

本当に中学時代はずっとイライラしっぱなしだったな」

「じゃどんな女ならよかったんだ?

やっぱり宇宙人か?」

「宇宙人もしくはそれに準じるなにかだなとにかく普通の人間でなければ

男だろうが女だろうが」

「どうしてそんなに人間以外の存在にこだわるんだ」

「そっちの方が面白いじゃねえか」





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