夫と恋人以外との恋愛。しかし、その恋は必要だった

夫以外の男との恋愛。言ってしまえば不倫であり、しかも物語の核となっているのは、夫と恋人を持つ専業主婦と独身男(NOT恋人)。
ヒロインは不貞行為に関しては後ろめたさを感じず、懊悩もせず、恐れもない。恐れを抱くのは、目の前の恋の行方に対して。ここは共感できるかできないか別れるところだと思いますが、どちらにせよオトシドコロが気になり読み進めてしまうことでしょう。
心と身体に好意があっても大人の恋は一筋縄でいかなく、そこに滑稽さと哀切と、いとおしさが生まれるのでしょう。

ところで、事に及ぼうとした時、殿方の心と身体が一致しない場合、男女共にどんな顔をするのが正解なのか(あるいは、どうしたらやり過ごせるのか)。一つの解を与えてもらった気がします★