極めてリアルに近いサイエンスなフィクション

地球から遠く離れた宇宙ステーションを舞台に、好奇心の先走る女博士と、それに振り回される苦労人助手の研究物語。

作中の地球は環境問題が深刻となっており、研究者の二人は地球に住んでいた生物を再現しようとします。
この再現されていく生物たちは現実の地球にも生息しており、「こんなものがいたのか」と思うようなものもあれば、誰でも知ってるお馴染みとされるような生物まで様々。

変わった角度から生物の考察をしていく様が大変ユニーク。内容としても関心深く、ある種のコミカルな図鑑を閲覧しているような気分になりました。
後先考えない博士のトラブルメーカーっぷりや、それに振り回されつつもアシストしていく助手の健気っぷりは良いバランスで整っています。

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