第25話病気の発症はいつ?

父と一緒に通っている精神科に行った。




精神科に向かう車の中で、ドキドキしていた。



今の自分の症状とか気持ちとか、病名を聞く事など色々話したい事があったから、上手く伝えられるか不安だった。






そして病院について、担当の先生に私はノートに書いたをことを見ながら、色々と話しをして聞いてもらった。





自分の事を話すのが苦手な私だったが、先生はちゃんと真剣に私の話を聞いてくれた。






「病名は統合失調症だと思います。」







私は、やっぱり……。と思う気持ちと、



違う!他の病気だよ…。



そんな病気じゃないよ…。

受け入れたくなかった。





自分でも、色々と調べて疑っていた…

だけど、先生に統合失調症と言われるとショックな気持ちが大きかった。





でも、早く病名が知りたかった私。





先生は「統合失調症でも、普通に仕事をして生活している人もいっぱいいるから。」と言ってくれた。





「薬を飲んで症状を良くしていきましょう。」と先生は言った。







そして、家に帰り、自分が統合失調症を発症したのはいつなのか…



考えてしまう。





そんな事知っても、病気が治るわけでもないことは、自分でも分かってるんだけど…。






中学1、2年生の頃に、母に「監視カメラがある!」、「盗聴器があるよ。」と訴えた私。




母は、「監視カメラなんてないよ。」

「盗聴器はお母さんがつけた。」

そう言われた私は怖くなったことを思い出した。



盗聴器を付けるなんて…母は私をいつも監視してるんだ!!




じゃあ、監視カメラは誰が付けたのか…。

誰かに監視されてる!見られてる!




監視カメラがありそうな、テレビとか、気になる所にハンカチなどで隠した。



だけど、いつも誰かに見られてる感覚が消えなかった……。




怖くて休まらない日々を送っていた。





その後も、1人暮らしをしていた時もそう言う感覚や誰かにいつも見られていると思う事が何度かあったが…。






やはり中学生の頃からなのか?……。

それとも、もっと前⁇




うーん……



気になり出すと、止まらないしやっぱり、あんまり考えないようにしよう。

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