ほの暗い魅力に包まれた妖精の谷。魅入られた者は何処へ――。

じわりじわりと醸し出される、なんとも言えないホラー感があるお話です。
クリエイターを魅了した彼女は、妄執した彼の幻想なのか、それとも。

悲恋の末に待っているもの。才能と、嫉妬。
妖精の谷という指輪を元に生まれたお話は、艶めき怪しく、今日も読者を待っているのかもしれない……。