この回は合間妹子様の、作品への気遣いを思い知らされた(言い方がよくないですね)、えーと、痛感させられた回でした。
「侯爵家から私が連れてきた侍女だから」と、今後のビアンカを見る侍女達の目に、ミラさんが気を配ったり、「王妃と向かい合って座っていることに……居心地の悪さを感じ」と、身分の差を印象付ける記述があったり、「(クロードの)お側に仕えさせていただいて、ありがとうございます」と、ビアンカが感謝を忘れていなかったり、などの気遣いです。
ややもすると、見逃しがちな点をきちんと押さえていらっしゃる。合間妹子様の細やかな配慮を感じました。
舞踏会でサプライズを起こすなど、ちょっとしたことでも、エピソード(事件)になると、私に気付かせていただきました。
ストーリーを考えていると、大きな事件に思考が向かいがちなのですが、このような演出をすれば、立派なエピソードになるのだと教えていただきました。ありがとうございます。
そして、今後の舞踏会で起こるエピソードを考えたりします。
何とか侯爵が、ビアンカの足を引っ張るエピソードがあったりするのでは? などと。(悪役の意地悪って、ありそうなので)
会話の中で、妊娠・お腹の子供の話題が、何の障害もなく扱われています。大人の女性ばかりがいる場面の会話なので、そうなっているのでしょう。もし、その場に男性がいたら、同じように話題にできなかったことでしょう。
私の作品は、女性ばかりがいる場面の会話を、あまり想定しておりませんので、大変参考になりました。
もしかしたら、すでにどこかで書いたかも知れませんが、以前の登場人物紹介にあった王妃ミラさんのイメージからは、怖い感じかな? と想像しておりました。でも、好感を持てるいいお姉さんなので安心しました。
いじめ役かな? と、勝手に思っておりましたので……。
作者からの返信
そうですね、ビアンカは男爵令嬢とはいっても養女で捨て子だったこともあり、多分生まれは平民なのですね。それを一介の新人侍女である彼女はわきまえています。いきなり魔術塔に勤務になり、色々特別に王妃さまに目を掛けてもらっていては周りの同僚達の目が非常に気になるのでしょう。
王妃さまも勝手気ままにお節介を焼いているだけの人ではなく、そんなビアンカの心配もきちんと分かっていらっしゃいます。登場人物紹介では一言で彼女の性格は言い表せませんでした! 色々勝手なことをやっているようで、実は下々の者にも気を配る方です。ただ、少々彼女は一人で突っ走ることが多々あり、輿入れ前からずっと仕えている侍女のレベッカさんはいつも苦労しています。
ビアンカは子供の頃から自分の能力を周りに隠してきました。でもクロードに会い、魔術塔に勤めるようになってからは信頼できる人には話すことにしています。ビアンカが妊娠中の王妃さまのお子様のことを言い当てる、というエピソードは是非はさみたかったので、こういう形になりました。男性がその場に居たら、と言うよりも王妃さまの懐妊はまだ発表されていないので、親しい人だけがいる場でのあの会話になったわけですね。
王妃さまのキャラが好きです。
舞踏会のシーンを今から楽しみにしています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
王国中の乙女の憧れ、王宮での舞踏会近日開催です!楽しみですね。
ビアンカ、本来の姿で出席しようとするのいいですね。
色素が薄いの、神秘的な感じですね
作者からの返信
本来の姿の方が人に知られていないので都合が良いとも言えますね。さてビアンカは完全に変幻をやめて自分自身の姿で暮らす日が来るのでしょうか?