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前のページでこの状態の何が辛いかっていうのをいくつか挙げた。わたしはこの状態でない時は死に対してほかの人と同様に「2次元的な感覚」として向き合っている。その状態を取り戻さないと、私はうまく生きていけない。本当に、娯楽ややることに加え、生命維持のための活動でさえ「いつか死ぬ、全てなくなるのに今これやる必要あるの?」って思う。それは自分だけに対してじゃなく、人類という種族全体への疑問だ。そういうことを考え出すと、生物の本能とか起源とか進化の過程とかそういうところまで話が広まってしまう。そこでタイトルの感情だ。「私は人間に向いていない。」飼い犬を見ていると思う。彼らは死ぬことを知らない。そもそも生きる理由を考えない。だから恐怖することも自然に訪れる死を嫌がることもない。人間に生まれたからいけないのだ。死ぬとこの感情から解放されるのかと考えると良いけどそもそも死ぬのが嫌だから板挟み。前世は宗教的なことはともかくとしてまぁわたしも物質的には循環して誕生しているんだろうけど、わたしを作っている要素が過去にヒトであったら彼らもこういうことで悩んだんだろうか。私を構成する物質が未来の誰かを構成する物質になったら彼らもこういうことで悩むのだろうか。そう考えると人生って本当に苦行だな……

家族というものを基本的に信用していないから家族に話すこともしない。多分彼らには言っても納得するような結果が帰ってくる訳ではなく、面倒なことになりそうだから。でも級友に話すには時間がなさすぎる。ちなみにわたしは「死」について考えているが「死ぬこと」自体は悩みではない。だって前も述べたがどう足掻いたって最後には死ぬのだからそこで悩んでも無駄だからだ。ただ、この思考状態が生活に悪影響を及ぼしているのは悩みと言える。

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