第4話「朝」

 私は文スタの音楽担当の竜美。ヴォーカルと作曲をやっているの。私って名前のわりには結構ふわふわしてるんだぁ。何ていうか、突然のひらめき的なので動くのがほとんど、でもそれはみんなの前ではかくしてるの。

 だって変でしょ?だけどね、そんな自分を見せても良い友達がいるの。それが、今の文スタメンバー。みんな大好きな友達、いや、それ以上かな。


「おはよ~って一番最後か」

「昨日寝ないで曲作ってたもんね。本当そのエネルギー、どっから湧いてくるんだか竜美は」

「平音だってお互い様でしょ、MVの動画編集朝までやってたくせに」

 そんな軽口で今日がスタートする。

「ハイハイ座った座った~。朝ごはんで来たぞ~」

「本当、陽太が作るごはんっていつもおいしいよね。僕も運ぶの手伝うよ」

 えらい、尋人えらいぞ。

「よ~し私も竜美いっきま~す。…って、うわっほ…」ドサッ

「いったた~。もう、杏ちゃんどこで寝てるのよっ」

「ん、ごめん………zzz」

「って寝るなー。ごはんだよー」

 全く今朝は騒がしいなー。

「竜美~、杏~、早く~」

 あっ、平音が呼んでる、早く座らなきゃ。

 皆がそろった後、陽太が合図する。

「よーし、そろったなー、せーの………」

「「「「「いただきます」」」」」

 こうして文スタの一日が始まったのであった。

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