遠い空

傷ついた目をしていたから

掛ける言葉を見つけられなかった

あの時、肩を抱き締めていたら

何かが変わっていたのだろうか


友達というスタンスの

居心地の良さに甘えていたね

境界線を越えることは

本当は簡単なことだったのに


擦れ違って思い知る

きみが何よりも大切だったと

振り向いても届かない距離まで

来てしまった今更に


今、きみはどうしていますか?

あの頃に描いていた夢を

叶えていますか

幸せですか


会えないきみの笑顔を祈って

僕は今日も空を見上げる

この地で見上げる空は、遠く

きみの上にも続いているから



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る