最愛の姉のためなら、我が女装道に迷いなし!!

大好きなお姉ちゃんはエグいぐらいにモテちゃう超美少女(ただし本人は女の子が好き)。
そんなお姉ちゃんに振り向いて欲しくて、女装を始めた主人公の尚ちゃん(♂)。

愛する姉のためだったら、尚ちゃんは何だってやります。
自分(の女子力)を高める努力を怠らず、
姉(の取り巻きの男どもや交友関係)を理解しようと必死になり、
姉をつけ狙うHENTAIが現れたら、(ハニートラップで)撃退しようとする……。

何かもう、色々と突き抜けています。「なぜその行動に一瞬の迷いも感じないの……?」と困惑してしまう場面がしばしばあるほどです。

でも、こう考えてみたら、私はちょっとスッキリしました。
ある意味では、尚ちゃんは漢(おとこ)なのだ……と。
北方謙三氏が描くハードボイルド小説の主人公とはかなり方向性が違うものの、尚ちゃんは、己の信念(女装道)をけっして失わない、漢の娘なのではないでしょうか。
だって、好きな女の子をゲットするためならどんな手段も選ばないって、最高に男らしいでしょ……?

尚ちゃんの迷いなき女装道の果てに、何が待っているのか?
ラスボス(?)のHENTAIと対峙した尚ちゃんは、いったいナニをつかまされ……げふん、げふん!
それは、読者のみなさんが確かめてください!

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