長男…ご帰宅 2

今頃ノコノコと帰って来やがって


「今さら何しに帰って来たの?」

「オヤジが死んだって聞いて取りあえず飛んで来たんだ…」


「もう遅い!!」

「悪かったよ中に入れてくれよオヤジに線香だけでもあげさせてくれ」


ドア越しに話をする

取りあえずドアを開ける母


甘すぎるぞ母…

長男を家へ入れてやった


手ぶらで立っている長男

(タバコはどうした?笑)


服装は小綺麗にしていた

私を見ると


「おう!久し振り!」

笑顔で手をあげた


つられて思わず

「お…おぅ」


私も手をあげてしまった


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る