家庭の中の両親4

 この頃、私の中で最初の理想が形作られた。


 外で遊んだことや、学校まで長い距離歩いたこと、また、時々母を心配させるほどの悪友との交わりが、私を引きこもりの子供とは正反対に成長させた。


 そして、その頃は自分の将来についてほとんど考えたことがなかったが、同時に父の職業に対しても関心を示したことがなかった。


 私の演説の才能は、クラスメイトとの激しい論戦によって育てられたと信じている。私は学校でよく学び、よく理解した。しかし、そのわりにはとても扱いづらい悪がきになってしまっていた。


 私は暇なときにラムバッハ修道院で歌を習っていた。そのため、私は教会の煌びやかで厳粛な雰囲気に陶酔するという素晴らしい機会を得ることができた。そのため、かつて父にとって村の牧師がそうであったと同じように、私にとって司祭こそが最高の職業に思えたのは自然なことだった。少なくとも、このときはそれが真実だった。

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