風を感じて

獲物にそっと近寄る


足音は立てない 息も小さく


そっと そっと


今はまだ我慢


もう少しだ もう少し


今だっ


バッと飛び出して 走り出す


風が頬を撫でる感覚


耳元の風の音


あぁ 最高だ


走るって


最高だ


俺はそんなには走れない


でも


走ることが大好きだ


本当なら


遠くへ 遠くへ もっと遠くへ


走ったり休んだりして行ってみたい


でも 俺はここでしか生きられない


だからここで一杯走るんだ


風を感じて



「風を感じて  チーター」

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