13

 その相手とは……ネアだ。

 早速、告白に行こう!


「なんじゃ、サトウ。話というのは?」

「ネア。俺と、付き合ってくれ!」

「むう……」

「え? どうしてそんな難しい顔を? ま、まさか、ダメなのか?」

「サトウよ」

「はい」

「そなたの気持ちは嬉しい。じゃが……」

「なんだよ。幼馴染だろ。遠慮しないで、言いたいことがあるなら言えよ」

「わしが何故ヴェサガ=ポリディウスに囚われておるのかを知っても尚、そのように言ってくれるのかの……?」

「え? き、急にどうした?」

「とても…………とても、大切な話じゃ。そなた、ルゼ王国枢密院議長、アリヴァン・イルミンスールの名を聞いたことはあるかの……?」


- TO BE CONTINUED -


→40(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885069702/episodes/1177354054885102202

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