第7話 改めて『考える』ということについて

 どうも、当エッセイに初めてご指摘コメントを貰えて嬉しい花咲樹木です。

 やっほう!


 6話である【第三者視点とは何か】を書き終え、投稿し、ご飯を食べながらニコニコ動画で予約していた一挙放送「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」の一期を見終え、イリヤ可愛いなぁと考えながら、ソシャゲをポチポチいじり、うーむお腹いっぱいで眠いから寝るかぁ、お休みも今日までだな、あーあ、と考え、ベッドに潜り込んだ際に「コメントが来ている!」と知り、飛び起きた次第です(ここまで一息)


 よろしくお願い致します。


 頂いた指摘コメントを読み、ふーむどうすれば良いかな? と考え、その事についてを急遽、エッセイ内に差し込ませていただきます。


 自分も書き進めていて、悩んでいた部分だったので、こういうキッカケがあると有り難いですね。

(先に書き連ねていく順序リストというものがあったので、予定変更するのもはばかられた)


 自分でも、ここまでの内容では伝わらないだろうなぁ、と自分の文才の無さを悲しんでいました。


 まず、頂いたご指摘コメントの内容を自分なりに要約してみました。

(丁寧な文章じゃなくて申し訳ありません。そして、要約内容が違っていても申し訳ありません)


『花咲樹木が書いた物書きについての創作論を読んでいる。

 しかし、なんとなく言いたい事は分かったが、その内容が分かりにくい。

 具体的に言うと、読者が求めているのは「プロとして学んだ創作のコツ」であり、それを知りたくて、このエッセイを読み始めた。だが、内容が曖昧すぎて分からなかった。

 もう少し分かりやすく、具体的なコツや知識をかみ砕いて書いて欲しい』


 ……うん、こんな感じでしょうか。


 まず一言、コメントを読んで嬉しくなったのは、自分のエッセイを読んで『考えてくれた』ことが嬉しかったからです。

 それでいて『分からない』という結論に至ってくれたのが、何よりも嬉しいのです。


【お題】――どうして当エッセイを読んで、コツや知識が読み手に伝わりにくいのか?


 その答えは……“コツや知識をまだ書いていないから”です。


 内容が分かりにくい、という結論に至ったのは、自分の書く物語を面白くしたいという想いがあるからだと思います。

 だからこそ、当エッセイ内から少しでもコツや知識を吸収しようとしてくれたのでしょう。


 ありがとうございます。


 貴方の真剣さが、何よりの励みになりました。


 しかし花咲樹木が「物語でお金を稼ぐ立場にいる」からといって、頭の出来が違う、と結論を出し自分を卑下してしまうことは、どうか止めてください。

 なぜなら、答えは先ほど書きましたね。コツや知識を書いていないのですから、そこは分からなくて当然なのです。


 ちなみに次回の項目にて書こうと考えていた事柄ですが、花咲樹木は高卒です。

 大学には通っていません。そして、高校での成績はほぼ最下位(理系120人中、115位くらいの成績でした)


 勉強が大嫌いでした。


 25歳くらいまでは正社員にならず、ふらふらしていよう、と考えていたほど、不真面目です。

(実際、初めての就職が決まったのは26歳の頃。それまではアルバイト生活)


 そして、花咲樹木が物書きを目指し始め、『考える』ことの意味に気付いたのは22歳の頃です。

(当方、まだギリギリ20代です)


 物事の意味を考えることを始めて、まだ数年足らずの新米なのです。

 どうか、どうかご容赦いただきたい。


 閑話休題。


 当エッセイで今まで書いてきたことは――『考えることの影響力』です。


 考えることが、どう自分の物語に影響を与えるのか、しか書いてきていないのです。

 つまり、実際にコツや知識をかみ砕いて書く、という段階にまだ至っていません。

 焦らなくても大丈夫です。


 花咲樹木も、小説を書かず『二年間考え続けて』、ようやくプロとして採用されるに至ったのです。

(それまで小説大賞に送り続けた拙作たちは、一次予選すら突破していません)


 そして今も、どうすれば“面白い物語が書けるのか”――考え続けています。


 これから物語の『コツ』は当然、書くつもりですが、花咲樹木が持つ知識を、当エッセイにて講釈をたれる予定は、今のところ考えていないです。

 申し訳ありません。


 なぜなら、当エッセイが記す知識というものは『自分で考えて身につける』しかないからです。

(文書の基本や、プロットの考え方といったものは、コツの部分にあたります。抑えるべき基本、と言い換えても良いです)


 当エッセイを読んだからといって、いきなり物語の組み方が上手くなるわけではありません。


 面白いネタやアイデアを提供できる訳でもありません。

 それは、自分が考え付くべき事柄だからです。


 だから、当エッセイでは『物事の意味を“自分で”考えて、自分の中に取り込む』意味の大切さを説明することに特化させていく予定でした。


 自己分析や構造解析の方法、考え方のきっかけしか、伝えられないのです。

(そのお手伝いとして、当エッセイを書いております)


 どういう項目を掘り下げれば良いかは、これまでにも少し書き連ねてきましたね。


 ですが『考える』ことは、それぞれが自主的に行わないといけません。

 そしてここが重要なのですが、考えた上で出した結論に――“正解などありません”


 ですが、正解かどうか分かりませんが、自分で考えて出した結論は、必ず物語の力になります。

(それが頭の中に染み込ませた、面白く書く自論になっていきます)


 そうやって少しずつ、実力を高めていく必要があるのです。


 誰が何を面白いと感じ、どういった物語を書きたいかは、その本人にしか分からない。

(自分の目線、第三者目線で、人間が何を考えて生きているかも、ただ花咲は予想しているだけで、合っている可能性は低いです。いつかの項目で書く「常識的思考」という内容にて詳しく書きます)


 貴方の物語は――貴方じゃないと面白く出来ないのです。

(そこに花咲樹木の自論や哲学が入ったら、むしろ邪魔になります)


 そもそも物書きの知識に正解があり、それを上手く読み手に伝えることができたら、既に花咲樹木は本を出しているでしょう。


 なぜプロの作家さん、ライター達は“自分の物語”を企業や出版社に認めてもらえたか。

 それは“自分で考える”ことを積み重ねた結果です。


 物書きという人種において、「考える」ことは「努力」です。

 クリエイターを目指す上で、努力から逃げてはいけないのです。

(それが楽かどうかを、面倒くさがりの目線で書いています)


 自分の本棚を見てみて、自分が買った物語を把握し、その作品群にある『自分が感じた面白さ』を、『自分の物語にどう盛り込むか』を考え続けてください。


 もう一度言います。


 面白さに、正解などありません。近道もありません。


 そして、面白さに関連する知識や技術が得られない原因を、外側に求めない方がいいでしょう。

(これもいつかのエッセイ内容で書くつもりでしたが、成功や失敗の責任を自分以外に押し付けた時点で、反省という改善が上手く機能しなくなります。ネガティブ思考は創意工夫に変換できるのです)


 指摘コメントを書くほど真剣に読んでもらった方に、突き放してしまうような事を書くのは、とても抵抗感があるのですが……。


 当エッセイの内容を分からない、伝わりにくいと感じたら――“なぜ分からないのか、なぜこのエッセイは伝わりにくいのか”を自分で考え、出した結論を自分の物語に入れてみてください。


 その『考えた質と時間の濃さ』が、きっと貴方の力になっていくはずです。


 当エッセイにて、ここまで記してきた内容は“エッセイ内に答えがある”のではなく、世の中にたくさんある“プロの作品群の中に面白さの答えが眠っている”という事です。


 自己分析とは、自分がどういう人間か知る、ということ。


 もっと因数分解すると、自分がどういう物語や表現を面白いと感じ、どういうジャンルの物語を書きたいか理解し、物語の中にどういうテーマを盛り込みたいか知る、ということです。


 プロの作品達には、その全ての演出に意味があります。


 例えば小説では、キャラや舞台の設定、セリフ、地の文、強調や間の置き方など、無駄な表現など一切ないと断言してもいいです。


 たくさんプロの作品群に触れましょう。

 それが――『考える』ことの何よりの勉強方法です。


 実際に花咲樹木が考えて学んだ『面白さ』や『物語のコツ』の解説は、もう少し先の項目である、拙作『貴方の願いを叶えましょう。ただし貴方の夢は叶いません。』の構造解析をする項目にて、説明していくことになるでしょう。


 ですがまだ、物語を書く上での前提、という説明が終わっていません。


 もう少しだけ、お待ちくださいませ。


 そして、どうかこの時点で悩んでしまったとしても、プロとは頭の出来が違う、等と卑下することだけはないよう、お願い致します。


 考え続けることで――


 貴方にしか書けない面白い物語が、絶対にいつか書けるからです。

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