第5話 番外編:浅草濁点倶楽部

浅草濁点倶楽部


明治24年(西暦1891年)に設立された、浅草に本拠地を置く団体。

部員総数は、全国に200人とも2000人とも言われている。


濁点を愛し、濁点の付く活動を日々行う組織。

その活動は、多岐にわたり運動・芸術・文学など様々である。


浅草濁点倶楽部員が愛飲している飲み物は電気ブランである。

日夜繰り広げられる会合や、ゴルフで振舞われる。

ゴルフをしながら一杯ずつ飲むと、最終的にほんの少し残る事が幹事の悩み。


宗教ではない為、教典こそないが強いて挙げるならば「ボーボボ・ボボボーボ」である。


日本半濁点協会(元:東京半濁点協会)とは古くより対立関係に合ったが、明治45年(西暦1912年)に起こった抗争の末勝利し、東京浅草に本拠地を置くに至った。

※東京半濁点協会は、上記の敗北を期に本拠地を神戸へと移し、名を日本半濁点協会へと改めた。


毎年5月と10月に開かれる浅草濁点倶楽部主催の博覧会では、世界中の名前に濁点が付いた珍品が展示される。


上記の通り、半濁点を嫌悪しており、部活動内(熱心な部員になると私生活でも)での半濁点の使用は禁断とされている。

その禁を犯した者は、片眉のみ麿にされるなどの罰を受ける。


部員は随時募集中であり、参加条件は20歳以上の男女。

学生或いは就業している事。

簡単な筆記テストか面接、またはその両方がある。

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