18.キャラクターを考える(性格診断編)

続きました。笑


前回、男女で大まかに性格の傾向で違いがある、という話をしましたが、とはいえ世の中の人々の性格は千差万別。もう少し掘り下げておいた方が良いのではないか、と思ってまたここで書き始めております。


実際、性格を表す言葉は続々湧いてきます。

・明るい/暗い

・優しい/冷たい

・多弁/無口

・自由奔放/気にしい

・無鉄砲/慎重

・支配的/従属的

ほかにも活発、クール、エトセトラエトセトラ、キリがないくらいです。


実在人物ですでにモデルがいる場合はあまり気にすることはないのですが、1から創りあげたり、モデルに要素を追加していく場合は経験かセンスが要求されそうな気がしています。

つまり、キャラクターを作っていくとき、こういう項目をパズルみたいに組み合わせていくと、僕みたいに慣れていない人だと不格好なキメラ人物像が出来上がってしまうかもしれません。

例えば、さすがに「明るい」と「無口」を組み合わせることは無いと思いますが、「優しい」のと「無鉄砲/慎重」はどっちが組み合わせがいいのか。それが3つ、4つと組み上がっていくと、なんとなく噛み合わせが気になってきたりしませんか?


そういう時に便利なのは、すでに用意されているフレームワークを使うことです。フレームワークというと取っつきづらい表現になってしまいますが、すでにある性格分類のテンプレを使ってみよう、ということです。

実在人物、架空人物をベースにする、とうのももちろんそうなのですが、他にも道具はあるわけで、1番分かりやすいのが血液型ですかね。


【一般的に言われている血液型性格診断】

A型:真面目、几帳面

B型:ゴーイングマイウェイ、熱しやすく冷めやすい

O型:おおらかでてきとー

AB型:芸術肌で繊細


現時点でこれは科学的に正しいと言われているわけではなく、僕自身も血液型だけで性格が決まるだなんて信じてはいませんが、世の中で一定の納得感も得られているのも事実。ただ、重要なのはその正しさ云々というよりも、それぞれの血液型ごとに人物像がある程度具体的にできていて、お互い被っていないってところです。

例えばあるキャラをA型に設定する、というのは同時に「こういうセリフをぶつけたら怒るだろうな」という方向性を身に着けることにもなり、同じセリフをぶつけても愛想笑いしてそうだなっていうO型のキャラとは差別化ができることにもなります。なので、主要キャラだけでも血液型を決めておくと、それである程度行動のパターンが固まってくるはずです。キャラが自然と動く、というのはこういうところから繋がってる気がします。


別に血液型を毎回決めるべし、と言っているわけではありません。あくまでも例です。

僕の場合、今のところは仕事の研修で学んだ「コミュニケーションタイプ分け」がしっくりきているので、それを当てはめていたりします。コーチングという領域の考え方で、人の性格は以下の4つの要素に分類されるというやつですね。知っている人も多いと思います。詳細は書ききれないので略。


・コントローラー:仕切りたがり、責任からは逃げない、自分を大きく見せたがる

・プロモーター:新しいこと大好き、人に褒められたい、計画性には乏しい

・サポーター:尽くすことが最上の幸せ、頼まれると断れない、優柔不断

・アナライザー:一点集中で取り組む、納得しないと動かない、多人数の調整は苦手


1人で複数の要素が強い人もいるようですが、僕個人としては今まで会ってきた人はだいたいこのどれかに分類できる感触があります。ちなみに僕自身は診断でアナライザーに針が振り切れました。笑

しっくりきているからこそ、僕はなんとなく、このキャラはコントローラーだな、とか、サポーターだな、とか簡単に割り振っていて、行動特性に基づいてこの人はこう動くなっていう想像が働いたりします。


こういうのはある程度網羅性があって、その人の中でしっくりきていればなんでもいいと思うんですよね。別に動物占いとかでも。このキャラは猿、象、ライオン、とか。キャラの差別化やシナリオを練っていく手助けになると思います。他にも使えそうな診断を見つけたら、大事にとっておこうと思います。


ま、こんな頭でっかちな方法を使わずとも、自然と描き分けられる人も多いのだと思いますが……。そうなりたい。


ではまた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る