第3話 異世界IN

周りを見回してみると 見渡す限りの地平線で遠くに山が見えます 。そして草原を 斜めに割るように 道が走っています 。そして上を見ると真っ青なとても 綺麗な 抜けるような青空に 太陽が二つともっていました 。二つ並んで 双子 のように並んでいます。


思わずめまいがしました。 見間違うことのない 異世界 です。 それ以外は見渡す限り草原がありその奥に山があり 田舎の風景と変わらないのですが 上を見た瞬間に 実感しました。 とんでもないところに来てしまったと。 もう日本には帰らないのか 兄とは会えないのか 色々と絶望してきました。 茫然自失となり 何も考えられなくなりました 。



どれくらいの時間そうしていたのか分かりませんが 太陽の角度が 少し上がったのが分かりました。 大体感覚的に 最初に見た太陽が学校の登校時間ぐらいの位置だったのから 1時間目の授業が終わったぐらいの角度になったような気がします。 もちろん太陽が二つあるので見づらいですし 24時間 で一日になっているのかどうかも分からないのでよく分かりませんが おそらく地球の感覚で言うと1時間ぐらい 我を忘れていたかもしれません。 ですがそうとばかりもしていられません ほっぺたをつねってみても痛いですし これは現実だと考えるしかありません 。夢だったらよかったのですが そこは 目が真面目な性格の私は これからどうやって生きていくかを真剣に悩みました 。


まず先ほどの選んでいたスキルなどについて 考えてみることにしました。 まず自分の格好ですが 何の革かはわかりませんが革の鎧を着ています。体を見ていて思ったのですが、私ちぢんだ?そしてなんだか体に力がみなぎっています。何でも出来そうな気がする。そんな風に感じました。なんだか若返ったような気がします。じっさい、体も高校生くらいのときに戻ったような感じです。 そして腰には 長めの剣が刺さっています 抜いてみると刃渡りが 1 m 近くあり 重さは 10 kg を超えてるような感じです 。とても重くずしりとしています。 さやは皮でできており 腰にベルトでついています 鎧の下は朝か何かの服を着ており足は同じ素材のズボンを履いています。 そして靴は皮の靴を開いています。頭には皮の帽子をかぶっています。これもいったい何の皮でできているのか見当もつきません。 牛革のベルトを以前使っていましたがその川よりもはるかに硬いような感じがします 。自分の服装はこんな感じで白い部屋で選んだ装備がきちんとついています。 なので今度は魔法について考えてみることにしました。 火の魔法と頭で考えてみると ふと頭に


「ファイヤー ボール」


と思い浮かびました 。なので


「ファイヤーボール」


と念じてみると 頭の上に ハンドボールぐらいの大きさの火の玉が浮かび上がりました 。不思議なことに頭の上になるのに暑さを感じません 。ずっと頭の上にあるので どうしたものかと思い 前方を見てみると ゆっくりと 火の玉が前方に移動していきます。 なので 思い切って 三線の方向に飛んで行けと考えてみると 結構なスピードで盗んでいきました。そして前方 25 M ぐらいのところで 草原にぶち当たりました。 すると 火の球が当たったところが燃え上がり始め 驚きましたが当たったので燃えるのは当たり前だと考え 魔法が使えた驚きと 実際に燃え上がった 炎を見て 火を消さないといけないなーと冷静に考える自分がいました 。


それで慌てて火を消さないとと思いひを消すには水だと考え水の魔法と 思いました 。すると頭に


「ウォーターボール」


と 呪文が 思い浮かびました。 早速呪文を念じて 頭の上に水の玉ができたので 燃え上がってる炎に向かって飛んでいくように考えました 。すると勢いよく飛んで行って 炎 に当たりました。 ヒは少し弱まりましたが 1 m 四方 に広がっていたので 完全には火が消えていませんなのでもう一度


「ウォーターボール」


と念じて 完全に消化しました。


消化したのを確認した瞬間に 頭がくらっとして 立ちくらみのようにお尻をついてしまいました。 おそらく魔法使ったので そのしんどさが現れたのかもしれません 自分もゲームはしたことがあるのでおそらくマジックポイント的なものがあり それが減ってきて このような状態になったのだと考えました。 ゲームだとマジックポイントが減った場合は宿屋に泊まると 回復する。もしくは時間が経てば回復する。歩けば回復する。 そんな感じだったように 思い出しました。 なのでしばらく 回復に勤めようと 座ったまんま周りを見ていました。


ただ見てるだけでは何にもならないので 剣をもってみました。 座りながら 剣を持ってみると、けんなどもったことがないのに 不思議なことに振り方が分かります。とても重いのにかんたんにふれます。 軽く座ったままふってみるとこうふれば切れるとか そういったことが頭に浮かんできます 。俺が先ほど選んでいた剣術レベル なのかと思いました。 しばらくすると立ちくらみのようなしんどさは和らいできました。 なので 剣を両手で弄びながら色々なことを考えました 。まずは怪我をした時の事を考え回復魔法と念じました。 すると頭の中に


「ヒール」


と思い浮かびました。 ただ ドコモ怪我をしていませんし MP 的なものが これ以上へっても困るので それ以上は何もしませんでした。ただ怪我をした時にどうすればいいのかと思ったので 呪文 の確認ができたので良かったと思いました。 そんなことを考えていると 草むらがガサゴソとゆれているのが分かりました 。

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