お前のせいなんだ

 「...嘘だ。うそだうそだうそだ。みんなグルだ。」


すると、クラスにある一人の女子が入ってきた。授業中のはずだ。隣のクラスは。

一番驚いたのは坂木壮亮だった。


「み、美々歌。なんでこんなところに...」


バチーーン!!


 !!!!

みんな驚くだろう。なぜかって?美々歌が壮亮の顔をひっぱたいたからだ(笑)

ちょっとこれ以上面白いことはないだろう。理由は薄々気づいていた。

漢女 美々歌(からめ みみか)は隣のクラスの美人だ。学年で一位二位を争うレベルの。だからこそこういうことが起きるのだ...。


「あんた!琴ちゃんと付き合ってたの!?!!」

「おま、、お前。違うんだよ、あ、あいつとは付き合って、、付き合ってない!好きなのもお前の方だよ。あいつのことは恨むぐらい嫌いなんだから、な、な!」

「あんた、お前の方がって、方がって言っちゃってんじゃん!バーーーカ!」


 美々歌はそういって早歩きで教室を出ようとした。


「あ、琴ちゃん...。本当に、ごめんね。私も気づかなくて...」

「いいの!バカのせいで私達の絆にヒビが入ったら脆すぎるよ。心配しないで。」

「ありがとう!じゃあね!」


可愛い笑顔で去っていった。みんな唖然としている。あーって口を開けて。


「やっぱすべてがお前のせいだ。美々歌までもが去って行っちまったじゃんか。」

「さあ、嘘を認めて早く授業しよう。」

「...死ねよ。」

「はい?」

「死ねよ!!!!!!!!!」


意味がわからなかった。

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