異世界の鬼(オーガ)
冒険者A
「異世界では
冒険者B
「なんだ、異世界のオーガってたいしたことないんだな」
冒険者A
「でも異世界のオーガは絶滅したらしく、今では悪しき魂を追い出す、祭りの行事としてオーガに豆をぶつけるらしいぜ」
冒険者B
「んじゃ、オーガ役は誰がやるんだ?」
冒険者A
「普通は……旦那衆がやるらしいな。そして嫁や子供が豆をぶつける役だとよ」
冒険者B
「そうか、俺はてっきり嫁が鬼をやると思ったぜ。むしろそっちの方がぴったりじゃねぇのか? 俺なら思いっきり嫁に向かって豆をぶつけてやるぜ! ハッハッハッ!」
冒険者A
「……あそこに座って、盛大に酒を飲みながら笑っている男がいるだろ?」
冒険者B
「ああ、異世界から来た男だろ? 何があったかしらねぇがお気楽なヤツだぜまったく……」
冒険者A
「話を聞いてみるとあいつは祭りの時、嫁に豆をぶつけたらしいぜ」
冒険者B
「……ちょっと今すぐ豆を買ってくるわ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます