第3話 旅立ち

 どもー近衛です。

 最近受験で忙しくて顔出せなくてな?

 異世界に強制連行されたことに憤りは感じてないけど、なんかとても憂鬱な気分なのだよ君ぃ!

 いやぁ、この世界の人間にあったときにサーチアンドデストロイ方式で「おら死ねぇ!」とかならなきゃいいけど...



▽ ▽ ▽


「一気に確認するかめんどくさい」

「お主いきなりどうした」


――――――――

名前:近衛 快兎

種族:不詳

職業:ヒーラー

職業Lv.999

NextEXP:―

MaxEXP:―

TotalExp:0


デフォルトLv.1

NextEXP:16

MaxEXP:16

TotalExp:0


HP:16735

MP:84376

攻撃力:878

防御力:3578

素早さ:1472

魔法力:8763

魔法防御力:5376

精神力:7538


スキル

回復魔法Lv.999▼

支援魔法Lv.999▲

―使用可能―

ブースト:熟練度999(MAX) ▲

効果:対象一人の全ステータスを最大100000%上昇させる

消費MP:1(100)

備考:熟練度が上がれば上昇値も上昇する。重ね掛けできない。他の支援魔法はこの魔法に統合された。


エリアブースト:熟練度999(MAX) ▲

効果:対象複数の全ステータスを最大100000%上昇させる

消費MP:1(400)

備考:熟練度が上がれば上昇値も上昇する。重ね掛けできない。対象は知覚できる範囲のみ。対象数の制限は無い


――――――

防衛魔法Lv.999 ▲

―使用可能―

戦陣:熟練度999(MAX) ▲

効果:術者及び魔道具を起点に100m範囲内の味方の全ステータスを最大1000%上昇させ、5000以下のダメージを完全にカットする。

消費MP:1(1000)


異界防衛術召喚:熟練度999(MAX) ▲

効果:異界の防衛施設及び兵器をコピーし、召喚を行える

消費MP:1(物によって変動するため表記不可)


イージスシールド:熟練度999(MAX) ▲

効果:敵のバフを全て打ち消し、味方全体の被物理ダメージを完全にカットする。

消費MP:最大MPの90%

――――――


身体強化魔法Lv.999

転職ExLv.―


称号

転移者

極めし者

回復の極意

支援の極意

防衛の極意

支援職の極意

歪みを体現せし者


――――――――


「身体強化魔法は支援魔法のほぼ下位互換じゃ。確認する必要はあるまい」

「そうなのか」


 面倒だしいいか。


「ところでお主、この世界に来たが目標は無いのか?」

「...そうだな...あんたがやらせたいことが無いなら無いな」


 だが、やりたいことが無いわけではない。

 この異常な力を使って無双や学園生活、冒険者等、やりたいことは確かに沢山ある。

 だがいずれも目標と言えるような物でもなく、『こうできたらいいな』という願望に過ぎない。


「ここがどんな世界かも分からないわけだし、暫くは旅をすることになると思う」

「そうか...それがよかろ」

「ま、世界征服なんぞ考えてないから安心してくれ」


 それに大儀ない殺戮はしないのが俺の中のルールだ。


「そうだ、行くならこれをもっていくが良い」


 そしてそのロリ神様は俺にペンダントを渡す。


「...これは?」

「世界の何処いずこからでもここに転移することのできる魔道具じゃ。

しっかり発動した場所の周囲に帰ることができるぞ?便利であろう?」

「そいつはありがたいな」


 俺はそのランタン型の小さなペンダントを首から下げる。


「眠る場所に困ったとき、危なくなったとき、いつでも帰ってくるがいい。、待っておるぞ」

「あぁ、ところで最も近い人里はどこに?」

「そっちじゃ」


 山の方を指すロリ神様


「...マジで?」

「マジじゃ」

「そうか...では行ってくる」

「行ってくるのじゃ。いつでも帰ってくるのじゃぞ」

「あぁ」


 つかつか歩き出す。

 さて、次ここに来るのはいつになるやら。

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