進むたび、全てが繋がって行くような、 妖の物語。

進むたび、全てが繋がって行くような、
妖の物語。

出会ったひとつの事件から、
次第に、現象の本質を、

突き止めてゆく様子に、
謎解きの様な面白さもあります。


泰河と朋樹に、沙耶*

特徴的な人物の、持つそれぞれの力や役割。


妖の者たちとの関わりは、

時には敬い、厳しく、戒め。
友に寄り添う。


悪しきものへの、裁き方。
儚いものへの、慈しみ。


対峙するものに対し、人間の傲慢さを持たずに、
仕事をする上でも、

独特な距離感を保っているのを感じます。


幻ではない、
触れられる質感と魂を持つ、
妖たち。


対峙する者達も、一人一人の存在を
愛しく感じます。


亡き者の想い。

彼等は、届かぬ思いを、
代弁してくれるようです。


人もまた、美しいだけではない。

けれど*

物語に触れるうちに、
許される想いがします。


泰河と朋樹の対照的な二人の持ち味*

恐ろしい妖と魂に触れながら、
散りばめられる、面白さに和み。


人の想いに、涙しました。



二人の仕事を体感しながら。

泰河に秘められた力、

そして、
解き明かされて行く謎に迫ります。

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