第34話 vsテコンドー

先日、テコンドーの世界大会で2位になった人とスパーリングをしました。

ムエタイルールで。


ハッ何がテコンドーだ笑わせんな…とか思っていたら

開始30秒くらいで思いっきり後ろ回し蹴りを食らって敗北しました。


別にテコンドーだからと見くびっていたわけではなく、

過去に何回か彼のK-1スタイル全開

のスパーリングを見ていたので、

「ああ、相当に強えーなコリャ」と思ってまして、

私の事前予測では、私が勝つのは困難で、

彼のミドルとローでゴリゴリ押されて最後にパンチで打倒されると踏んでいました。


首相撲に持ち込めば勝機はあるかもしれませんが、

掴み合いに持ち込む前に先に彼のパンチが私に当たり、撲殺されるだろうという話です。


勝てないとは思ってましたが、ああいう大技を当てられるようでは、だいぶ実力差はあったようです。


実際やってみると、彼のパンチは対処できないほどではなく、蹴りは大振りで、ミドル、ロー、前蹴りと、蹴り合いも私が支配できていたので、

イケる!思った瞬間でしたね、油断したところをやられたんです。

いろいろ敗因はありますが、まず勝負勘が段違いだと思いました。


誰でもいつかはやられるもんですし、その日は死神が私に微笑んだという事です。


いずれ滅びる日まで、精進あるのみです。



私がやられて会長は嬉しそうにしていましたね。

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