発信と発信の合間に

2人は結ばれなくても良かったのかもしれない

その後はどうですか?

哀しいことはありましたか?

探りながら、あなたの不幸をどこかで願っていたのかもだった


どこにもいかないでほくて

幸せで自由なあなたに私は必要ないなどと

拗ねそうになる寸前で願うだけ願って

放り出した望みが空宙で離散する瞬間

自分の醜さが辛かった

それならお互いどうでも良くなりたくて

あなたがいないことよりも

耐えられないことが山ほどある

そういうの、わからなくなりたかったのに


伝えることを放棄して

どんどん険しい波に翻弄されたい

自分などない中に、他人の眼を取り入れたい

この世界には孤独な意識しかなかったのに

あなたが挿入される

痛みがたまに走るときも、言葉にはしないけれど

やっぱり嬉しさが勝って


切なさの星が昨日の現場の価値を高める

今しかない青春を噛み砕いても

彼女らが美味しく感じないなら

辛くて苦しくて理解されない現実が創られて

叫びばかりを受けとるのかもしれなかった

アートを引いて工芸を想う

そこには個人的感情など差し挟まない

自然との対話があり

クオリティはナチュラルと限りなく近くにあって

現実の不可思議な生物にも必然を感じ

解像度マックスの映像体験はここにあって

触れては彼女らの「安心」を探る

上手になりたいね

地の果てに行きたいね

ぶっちぎってやりたいね

こうして人生走り続けて

息切れで倒れても誰も助けてくれなくて

そのまま溶けてなくなるのかな?と思いきや

熱い金属で板に磔にされて

額に入れられ美しさに見とれる所謂大人にマネーをいただく

それで美味しい肉まんを買って2人でニコニコ食べるが良い

幸せって、そういう事象の連続の中に条件付けされて

存在したって構わないんだから

今すぐだって変われたのに

そうしないのは諦めてない証拠なのだから


定型の家族だって、一種の思い込めた幸せの形

私にとってはプレッツェルが幸せの形

いいじゃない

あなたの硬さのおかげで絶望できました

私は幸せだ

たくさんの彼女らやあなたに同じ詩で語りかけては

ごちゃごちゃ、伝わることを放棄して

カチャカチャと鍵(キー)を叩いている時間が好き


恋人のオネムが幸せに眠っているのをこっそり見ていた

寝返りを打たれ後頭部や耳の後ろを観察する

口の端がキュッと上がっているのが可愛くて最高に気持ちがいいよ

もっとじっと堪能させてほしいけれど

私達の狭間に、マリファナ吸ってるビックベアが横たわる

それって事実なのだけれど、読んでる人には伝わらない

説明を省いて

伝えることを放棄して

どこまでも自由になることで幸せなのだから

あなただってそうなのではと

予想するけれど本当は拘束されたいのかな?

あなたの幸せの形を教えてくれ

わかったら苦労なんてしないだろうか

自らハマっていくスタイルで

あなたが挿入される

たまに何言っているのかわからない時も

やっぱり嬉しさが勝って


私ばかり幸せでずるい

自分の醜さが辛かった

あなたと同じ清さになりたい

言葉を飲み込んで肉まん、一緒に食べた

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