セクマイ日記。

ありがたい時間でした。

おととい（？）学校で講演会があるっていうお話をしたと思うのですが、今日はその感想をここに残したいと思います笑

今まで、私はLGBTとかセクマイのお話とかってそういうのを研究してる方とか、ニュースやバラエティ番組でみる評論家さんとか？コメンテーターって言うのかな？って言う方々のお話しか聞いたことなくてすごく他人事みたいにお話されるのが嫌で嫌で仕方なかったんですけど（なんか、実験動物の研究結果を報告されてるみたいで笑）

でも、今回の講演に来てくださった方々はそれぞれがLGBT当事者であったり、その親さんであったりと、１つ１つのお話がすごく重みを持っていました。

今まで聞いたことのない話ではないのに、こんなにも改めて考えさせられたのはやはり当事者の方の口からお話ししていただいたことがやはり大きいのだと思いました。

講演で驚いたことをみなさんにもお伝えしたいと思います笑

そのお話によると、LGBTの割合はなんと！

みなさんどれくらいだと思います？

日本では（民間の調査による）1／13だそうです。

例えば、私のクラスメイトは全員で40人くらいなので、私以外にもクラスに2人はセクマイさんがいるのですね！

あとは、生徒からの質問コーナーで「同性愛者の結婚によって少子化に拍車がかからないか？」と言う質問があったのですが、これも同性婚を認めた国の出生率は下がったことはなくむしろ上がった国もあるそうです。

日本ではまだ婚姻は認められておらず、養子縁組制度も同性カップルにはまだできないそうですが、自治体単位によるパートナーシップ制度、里親制度は整っているそうです。

里親制度の話を聞いた時に、クラスメイトが「いやいや、そんな両親に育てられる子供がかわいそう」と言っていました。

確かに、今現在の日本はLGBTについてあまりに無関心で（驚いたことに、LGBTだとバレると殺される法律のある国もあるそうで…）そう言う家族の形はまだ存在しませんし、世間の目も厳しいと思います。

でも、LGBTに関する制度が多い国ではそのような家族はいまや増えつつあります。

その家族の何が悪いのでしょうか？

確かに好奇の目には晒されるのかも知れません。でもきっと、その子は色んなことを否定しない子に育つでしょう。色んなことを色んな面から考える子になるでしょう。「普通」という偏見にとらわれない大人になると思います。

その子が、LGBTになったらどうするかって？

そんなことを許して、LGBTの人口が増えたらって？

別にいいじゃないですか。

増えて何か悪いことがあるのですか？

犯罪が増えますか？風紀が乱れますか？政治が難しくなりますか？

なんもない、そういうことをいう人たちが恐れているのは、今あなたたちが当たり前だと決めつけて疑わない偏見が覆されることじゃないのかな。

私も昔は、みんなと違う自分が認められなかったし、普通になりたいとなんども思いました。（ていうか今でもそう思ってる節があります笑）

セクマイだと知って嬉しかったとは決して言えません。だけど、今は幸せです。

みんなと違う世界を見て、みんなよりも１つ多い視点を持った。みんなが見えない世界に触れることができる。色んな人の声が聞こえる。人より広い視野を持てた。

これってすごく、素敵なことじゃないですか？笑

変わるって、そんなに悪いことじゃないと思います。何かを認めるってそんなに難しいことじゃないと思います。