どうでもいいけど気になるものシリーズ

Pain

サブカルチャーとおたく文化の違いについて

サブカルチャーとはいわゆる主流の文化に対して、一部の集団による独特の文化である。例えば日本の場合、浮世絵や能などの古来から伝わっているものを主流文化とする。サブカルチャーは映画鑑賞等いわば趣味の部類だと指す。



日本にアニメーションや特撮、アイドルが溶け込んだ時代、人々はそれらに趣向を凝らしてた団体をオタク呼んだ。そしてオタクという言葉が生まれたから時が流れ、今になって私は気になることがある。自らオタクと名乗る人をしばしば見かける。サブカルチャーの部類が時代のなかで増えてくのに対し、オタクと呼ばれる部類も比例していくように増えてきたが、オタクだと認識されてこそのオタクだと思うのだ。




オタクが増え、サブカルチャーを曖昧にするものが出てきたのだ。それがおたく文化である。それまで日本のサブカルチャーとされていた、アイドル、アニメーション、特撮等の部類がおたく文化と呼ばれる文化となってしまった。そして、人によってはサブカルチャー=おたく文化と認識することもある。サブカルチャーという言葉が誕生し、現代に至るまでどれだけ曖昧になっていたか、そしてこれからまたもっと曖昧になるかは全くもって未知である。




社会でサブカルチャーが誕生し、そこからオタクが生まれ、おたく文化と呼ばれる文化が出てきたのである。ここからは私の意見でしかないが、おたく文化は、オタクと呼ばれる者たちが造り上げた、サブカルチャーに続く新しい文化ではないだろうか。長い時代で社会の確立されたサブカルチャーとおたく文化。これから変化を重ねるなかでもっと曖昧になるかもしれない。しかし忘れないでほしい。サブカルチャー無くしておたく文化はないと。

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