この世の財が揃う楽園 ようこそ 大蛇の宝物庫へ

へへへへ…今日は、私の大親友バニカとお買い物中だよー。この街の老若男女ども!私はシスターバニカ氏とお買い物中だよーー!ふふふ。羨ましいだろー。

因みに本日は…新しいシガーケースとリカーとスピリトのボトルを買い込むといってたけれど………何処の中年親父ですか?バニカさん。麗しい乙女でしょ!?


「煩いわよ。サーハル」

「え?私、何か言ってた?」

「…『グヘヘへへ。今日は超絶クールビューティーなシスター・バニカの買い出しを手伝わせて頂いてるんです!うへへへ』って所から」

「いや、待て待て。おかしいっしょ?内容合ってる様で全然合ってないから」

「あら、そうだったかしら」

「うん、すっごい合ってるのに合ってないから。ちょっとサーハルさんびっくりだよー」

「結構、似てたと思うのだけれど」


…え?ちょっとバニカさん。それはないですわー。いや、確かにグヘヘへへって笑いたい所は公共だから控えてたけれどさ…でも、ちょっと何処が似てるんですかー。


「…何、もう一回やれって?嫌よ」

「……いや、言ってないっス。サーハルさんは言ってない。こう、向こう側の人達は言ってたかもだけれど…」

「…向こう側?」

「ん、こっちの話だよー」


バニカは、たまあにこう言う悪ノリするんだよ…で ノリ切らず途中で終わっちゃうパターンがデフォ。きっと彼女バニカの性格上途中で面倒になるのと照れがあるのかな?まぁ!そこがハラショーなんですけれどね!サーハルさん的には!でも、自分で超絶クールビューティって言っちゃうバニカさん、超痺れる。


「…って!バニカさん!そっちは闇市!ブラックなマーケットだよね!?」

「…………?そうだけれど」

「…くっ滅多にお目にかかれない小首を傾げるバニカ氏、頂きました………じゃなくって!」

「本当、オタクって忙しい性格してるわね」

「余ッ計なお世話だー!って違う違う、待て待て待てまっって!パダジヂーっ!パダジヂーよバニカ!」

「……もう、何?あんまり大きな声出さないで頂戴。目立つから」


いやいやいやいや。目立つって!目立つって!そこが問題なの!?いや、待ってよ。私達、此処に来ちゃダメでしょ?いや、絶対ダメだって…ってオイオイオイオイ!溜息ついて歩き出してるぅ。何故、呆れた!どうしてそこで溜息!


「待ったバニカ!お願い待って!」

「…何よ、サーハル。行きたくなかったら、ついてこなくても結構よ」

「…いや。行きたくないよ?出来れば。一応、私宮廷魔術師だし?」

「そう。じゃあ、またね」

「バニカー!パダジヂー!」

「…だから、何?」

「貴女だってマズイでしょ!?此処はぁ!」

「あら、サーハル心配してくれるの?」

「当たり前でしょ!」

「大丈夫よ。サーハル」

「…………ん?」

「バレなきゃね」


……………それは、アウトだよぉ。バニカさん。それって要はアウトじゃんかぁ…あぁ歩き出さないでよぉ、なんでそんなスタスタそして何事もない様に歩いて行けるの?貴女、正装っていうか仕事着じゃん…あの子のこういう所、本当にわからないよ…


「待ってよぉー。バニカァーー!置いていかないでぇーー!」

「……あら、いらっしゃい。結局付いてきちゃったのね」

「…いや、親友としてこのまま1人で行かせる訳にも行かないっしょ?それに、『買い出しを手伝う』っていう契約約束してるし。それを守らないのは魔術師としてのゲッシュを違えちゃうしね〜」

「あぁ、成る程ね。じゃあ、これで私とサーハルは一連托生よ」

「私は、百譲っても“共犯”じゃなくって“道連れの被害者”を貫くから」

「まぁ、私をダシに免罪になるつもり?」

「人聞きが悪いなぁ…」









「………はぁぁぁぁ、だから嫌だったんだよぉ〜」

「え?何か問題でもあったかしら?」

「大有りだよ!まず、歩いてすぐにチンピラに絡まれ…次はスリ!んで、スリを追いかけてる途中で憲兵見つかるし…」

「サーハルが一々反応するからでしょ?」

「えぇ!私のせい!?嘘でしょ…バニカさぁん…」

「あ」

「今度は何っ!」

「着いたわよ」

「はい?」

「だから、お店」


あぁーそういう事かぁ。っと言うよりやっと着いたんだ…随分、離れた所にあるのにどうしてわざわざ此処に来るのやら。チラッと隣の不良シスターさんを見れば、少し嬉しそうに口元も綻ばせながらそのお店えぇーと私はセントラルイースト系には疎いからなぁ…『大蛇の宝物庫』かな?ちょっと物騒な看板を下げるなぁ。


「サーハルは、どうするの?」

「どうするのって?」

「店内入るの?って事よ」

「あー…此処まで来たし?社会見学がてら入ろうかっな!」

「何よ、随分ノリノリじゃない」

「いや、此処まで来たんだよ!結構苦労して!」

「はいはい」

…っと言いますか、入りたくはないけれども、此処に居たら店内より物騒じゃん?いや、断言出来る絶対危ない。私の千里眼が第六感がそう告げている。だから、どちらも地獄なら、安全なのが良いに決まって…って!


「だから、先にスタスタ行かないでってばー!」

「だって早くしないと閉まっちゃうわよ」

「そうだとしても、声!声掛けしてよ!」

「ハイハイ、次は気をつけるわ、じゃあ行くわよ」

「待った。まだ心の準備…」



ゴゴゴ……………ジャランジャランッ!



「やだ…すっごい重厚なドアベル…」

「お邪魔するわよ、サーハル早く入って頂戴、重いのよ、コレ

「あーはいはい」


………………ゴゴゴゴ…ドスンっ



「…………どすん!?」

「マダム・ドゥ。居るかしら?」

「……あらあら…!ファンテンの孫娘さんじゃない…」

「お久しぶりです」

「…ファンテンは元気…?」

「えぇ、相も変わらずドしぶとく生きてやがりますよ」

「そう…今日は…お土産つき?」

「え?」

「あぁ…コレは、私物じゃないので」

「はい?」

「…あぁ…ざんねんだわ…」

「……え?」


え?何、この2人今サラッと人身売買してなかった?間違えなくしてたよね?え?ちょっと、これマーケットジョーク?サーハルさん笑えないんだけどけれど…


「…今日は…何をお探し?」

「風の噂で、上物のスピリトが入ったって聞いたから。それを頂けるかしら?」

「…相変わらず、耳聡いのね…」

「褒め言葉として、受け取っておくわ」

「…ちょっと待っていて…倉庫から…」

「あ、マダム。あと…」

「………あら、貴女が欲しがるなんて…珍しい……」

「ちょっとね」


とりあえず、2人でみ中だし…私は、名目上社会科見学しようかな?とりあえず、手短なこの棚から。どれどれ……ちょっと薄暗くって見難いけれど、これ位なら行きつけの魔道具屋の方がよっぽど妖しくって暗いから全然平気かな?えぇっと…ほうほう。案外普通なモノから魔導具まで品揃えは豊富っぽいね。


「お……おぉーーーーーーーー!?」

「あら、どうしたの?サーハル」

「え?こここここ、これって!えぇ!?ちょっとバニカ!ねぇねぇ!」

「何よ」

「これ、これ見てって!」

「何?只の化粧品じゃない」

「いやいやいや!よく見てって!」

「…オタクの好きなエメラルド色よね?」

「あぁん!ニアピン!」

「…は?」

「これ、エメラルド色でもエメラルド!“宝石”なんだよ!」


まさか、此処でこんな素晴らしい物に出会えるなんて!しかも私の最推しっと言っても過言でもないエメラルド鉱石の…アイシャドウなんて!最高に最強じゃないかっ!あぁーちょっと此処まで苦労してついて来た甲斐があったし報われたよぉ…もう店名通り『宝物庫』だわ…それは、認めざる得ない。


「まさか、いくら此処でもそんな物置いてないわよ。」

「いや!絶対、宝石化粧リトスミエーチカだよ!」

「何言い出してるか、オタク分かってるの?」

「あぁ!分かってるとも!でも、宝石魔術知識だけは誰にだって負けない自信がある私が言ってるんだよ!?」

「仮にそうだとしても、フェイク品やレプリカじゃないの?」

「いいんや!此処まで純度の高い生成をしてるんだよ?フェイクやレプリカでもない!」

「…私語厳禁では…ないけれど..煩いのは…」

「あ、マダ…」

「もし!マダムさん!ちょい、コレって…」

「…あら、ファンテンの孫娘さんの…パンヤオ……目聡いのねぇ」

「はい?」

「パンヤオ…お名前は?」

「あ、サーハル。サーハル・エメラルドです」

「…タン・ツェイユー…さんね」

「え、あー…」

「それで、合ってるわよ。マダム」

「…ありがとう、ファンテンの孫娘さん………タン・ツェイユー…さん?」

「あ、はい!」

「貴女が聞きたいのは、コレが“宝石化粧”かって…事…かしら?」

「そうそう!」

「貴女は、どう…鑑てる…?」


え?名前聞かれたかと思ったら、次はそれですか?マダムさん!あとなんと言うか、すごく変わった呼び方ですね!タン…なんちゃらって!ちょっと美味しそうだけれどさ‥いや、今はそれは良いんだよ…マダムさんに言われて再度、私が見つけた一級品の宝石化粧それを注意深く鑑る。




 …綺麗。ただその一言に尽きる。きっと多くの王族や貴族達に愛され魅入られたんだろうって位に。鉱石の純度の高さも然ることながら、それをほぼ媒体にしたものの純度のまま錬成,再構築,生成している。いや、もしかしたら再構築の段階で純度を演算して更に高めているかも知れない。私も魔術師の端くれだけれど…完敗だよ。きっと2~3度転生したとしても此処まで辿り着ける自信がない。

ーーーーこれはまさに……


 「マダムさん」

「…はい」

「私は、宮廷魔術師集団に所属しています」

「…あら。とんだ上客様…だったのね…?」

「私の知る限り、その宮廷魔術師集団はこの世の心理にもうすぐ辿り着かんとする方々も多く居ます」

「…えぇ」

「でも、この“宝石化粧”はその方々でも錬成,生成出来ないであろう代物だと私は鑑ています」

「あらあら…」

「言うならば、正に『神が創った代物』です。偽物本物なんて次元においてはコレを創った方に対しての冒涜…かと」

「…そう、貴女の鑑別眼…素晴らしいわぁ…!」

「いやー…それはど・・・」


〔…ドタンッッ・・ズルズル………〕


「…ん?ドタン?ズルズル?」

「あら、出て来るの?」

「え?」

「…えぇ…きっと、素敵な上客になる筈・・ですもの…!」

「ん?」

「改めて、いらっしゃい、大蛇マダム・ドゥの宝物庫へ。」

「ど、どひゃーーーーーーーーー!」


は、はいぃ!?え?待って待って待って!マダムさんマダムさんマダムさん!?おかしいよ、え?いや、上半身は普通よ。マダムって言うにはちょっとお美しいお姉様だよ。そっちは良いんだ、問題は下!下の方!いや、少し長めのワンピースで隠してるつもりでしょうが普通に見えちゃいけないものが見えてるんですけれど…っていうより、巻きつかれてるんですけれどーーーーーーー!?


 「なななななななな、なぁぁぁぁぁがぁぁぁあああああああ!?」

「あー。マダム、驚いてるわよ」

「ちょ、え、バニカ、しししってたの!?」

「知ってるもなにも」

「…ファンテンも、ファンテンの息子も……孫娘さんも…………大事で、大切………な、常連さん」

「私の小さい頃からの知り合いだもの。驚かないわよ」

「何をしれっと!私は知らないって言うより、聞いてないよ!」

「あら、だって聞かなかったじゃない」

「えぇー聞かなくても、これは、言っておいてよぉ…」

「………タン・ツェイユー、大蛇ワタシタチは………はじめて?」

「え、いや…別にお初じゃないですけれどぉ・・こう、なんといいますか‥」

「マダム、彼女キャパオーバーしてるから。一回、離してあげたら?」

「あら…ごめんなさいね…宮廷魔術師の…上客候補さん…」


 …ふぅ。ちょっと待ってよ…まさかナーガ‥大蛇の怪物さんが切り盛りしてるお店なんて‥そりゃ人間私達じゃ辿り着かない代物だってあるよ。なんせ、この方々は長寿で知識も豊富で深い。そして、大蛇は宝物庫の守り神であり財宝を好むらしい。

………個人差あるかもだけれど‥少なくともマダムさんはこれに入りそうだし?



・・・・・・となると、まさか…。



「あのーマダムさん?」

「・・なぁに?」

「これって」

「えぇ。貴女の見立て…素晴らしいわ……久しく、このコの‥真価を見定められるお客様‥居なかったから……」

「…と言うことは!」

「…これは‥宝石化粧……この時代を彩り華やかに…させていた…朽ちたモノ

「…おぉー!ほら、バニカ!聞いた?ねぇねぇ!聞いた!?」

「えぇ。ちょっと煩いわよ。サーハル」

「いや、だって!宝石化粧よ?特級の魔術道具フォークインストよ?わかる?“ほうせきどうぐ”!今、錬成はーー」

「…できないんだっけ?」

「そう!」

「…所持も‥捕まるわよ…?」

「あら、やるじゃない。マダム」

「私は・・特別…これも……特別…」

「へぇ…」

「バニカ、この素晴らしさ分かってないっしょ?」

「まぁ…すごく珍しいって言うのは、今理解ったわ」

「よろしい!あ、マダムさん、大変貴重なモノありがとうございました!」

「いいえ・・・ファンテンの孫娘さん…お目当ての品、これで良い…?」

「あぁーちょっと待って確認するから」


マダムさんに宝石化粧を返してお礼以外にもたくさん聞きたい事があったのだけれど…またバニカと2人で話出したので、お預けになっちゃった。…まぁ、でもすぐ終わりそうな感じだし?あとでじっくり根掘り葉掘り聞いちゃいますか!

ふふふふふ…この、サーハル・エメラルド。絶対に宝石化粧の錬成者を……


「サーハル。帰るわよ」

「うんうん…ん?」

「なに?」

「いや、今なんて?」

「え?“帰るわよ”って?」

「…ん?」

「?」

「…………えぇ!?」

「だから、オタク声がうる・・」

「なんで!?」

「‥はい?」

「いやいや!なんで!来たばっかじゃん!?」

「え?もう、買い出し終わったじゃない」

「いやいやいや!バニカ、終わったかもだけれども!私!私は!?」

「ほら、行くわよ」


えーー!ちょっとバニカさん!?いやいや!貴女買い出し済んでホッコリかもだけれど…私はまだホッコリしてないんですけど!寧ろ、モヤっとモワッとしてるんですが!って『早くしてよ。サーハル』っじゃあないから、いや確かに声掛けてとは言ったけれど…パダジヂー!バニカさん、首!首根っこ掴んで引っ張らないでーーー


「じゃあね、マダム」

「…はい、またどうぞ…………ファンテンの孫娘さん、と魔術師さん……」

「待って!シスター!お願い!お慈悲を!私、まだ…」



ギィ……………ドスン!



「あぁーー…」

「あぁ、疲れた…」

「………待って!今もど…」


……あれ?此処、さっきの入って来た入口と大分違うんだけれど。いや、でも何処かで見た事ある様な…待った。ここ見たことあるとか、そういう次元じゃないよね?むしろ、いつも見ているって言った方が正しいよね?もしかして…


「此処って、私達が待ち合わせした…」

「えぇ。そうよ」

「あれぇ…いつの間に、転移魔術使ったの?」

「あそこ入店は、“お一人様、一度きり”なのよ」

「…ってことは?」

「もう、今日は戻れないって事」

「まーじーかー……」

「あら、やっと貴女が好きな“表通り”に出て来たんだから、もっと喜べば良いじゃない」

「…いや、確かに闇市アッチから表通コッチりに戻って来れた事は実に喜ばしい事では、あるんだけれどさぁ…」


確かに、バニカの付き添いで大分嫌々ながらついて行ったけれども…でも!でもだよ?このままだとあの宝石化粧の作者が分からず仕舞いじゃないかーそれは酷いよ、酷過ぎる。それにこんな早く帰って来るのだったらもっと他のモノも観ておけばよかったよ…


「…ねぇ、次はいつ行けそうなの?」

「どこに?」

「さっきの…」

「あぁ、マダムの所?」

「うん」

「そうねぇ…マダム、気まぐれだし…はっきり分からないわ」

「そうですか。あぁーーーーーだったら、アレもっと見聞きしておけばよかったぁ。生きたナーガなんて逢いたくても逢えないよぉ」

「あら、あんなに驚いてたくせに」

「そりゃ…事前情報なしでいきなり、生きたナーガに巻きつかれてみなよ〜驚くって!普通!」

「そう?…疲れたし、バール行くわよ。バール」


いやいや…バニカさん、すっごく不思議そうな顔してますけれど、普通絶対そうですから。しかもこれからまだ行くんですか?タフ過ぎやしませんか?サーハルさん驚きだよ…その行動力と言いますか機動力と言いますか…それらをだ、もうちょっっっっとだけ他の所にも向けられたら良いのだけれねぇ…まぁ、それが出来ないのが彼女の悪癖でありアジなのだけれ…


「…あぁ、そうだった。サーハル」

「んー?」

「これ、今日の報酬よ」

「………おわっと!?なになに?」

「大したものじゃないわよ。あとで確認しても結構よ」

「うーん…バールで確認しようかなーそれでも?」

「えぇ、私は構わないわ。多分、驚くわよ」

「ほー…それは、楽しみだなぁ〜ふふふふふー」


持った感じだと、宝石だな。これは。うんうん。途中、一回派手に使っちゃったから有り難いや〜。きっとマダムさんの所で買ったんだろうから、上質なモノだろうし…うふふふ。いや〜たのしみだなぁ。






この時は、まだ知らなかったんだよ…。

まさか思っていた遥か上を行き過ぎている宝石や鉱石の数々に混ざって『次代の魔術師サマへ』と書いてある小さなメモと共に私が1番欲しかったモノが入っていたなんて!


やっぱり、ナーガは凄い!




【この世の財が揃う楽園 ようこそ 大蛇マダム・ドゥの宝物庫へ】

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