第7話小西 由佳子1-7

「今日の晩ご飯もお惣菜ー?」


スーパーで買ってきた惣菜を皿に盛りなおす。



「何か文句ある?お母さんはね!忙しいの!

家の事やって仕事もしなくちゃいけないんだから!

あ、そうそう。

ママはこれから懇談会で学校に行かなくちゃいけないから、お兄ちゃんの言うこと聞いてお利口さんに留守番してるんだよ!わかった?」



晩ご飯をテーブルに並べると、シャワーを浴びた。

どの洋服を着ていこうかな~。



・・・・なんて考えていると、



「奈々葉から聞いたけど、お母さんこれからどこかの出かけるの?」


扉の向こうから息子の声が聞こえてきた。

あぁこっちには言ってなかったんだっけ?



「うん、そう。

これからさよちゃんママと久しぶりに晩ご飯食べてくるから、奈々葉と一緒に留守番してて」



「お父さんはいつ帰ってくるの?」



「今日パパは残業で12時過ぎるから。

まぁ~・・・・私もそんなに遅くならないとは思うんだけど、10時過ぎたら奈々葉寝かせておいてね」



浴室を出ると時計を気にしつつ、髪の毛を乾かす。

今からメイクして髪の毛セットして着替えて・・・・・あーーーーー時間がない!



「あのさ・・・・お母さん・・・・」



「もーうるさいな!あっち行っててよっ!」


息子を追い出すと扉を閉めた。


待ち合わせの時間まで後10分?

マジ・・・やばっ!

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