霜柱とシモバシラ 似て非なる氷の華

 シモバシラを知っていますか?

 知っていると答える人の大半は、冬場に見掛ける地面から盛り上がったの事と思われるでしょう。


 じつは、違います。霜柱とシモバシラ、似て非なるもう一つのシモバシラは、植物です。

 シソ科の多年草で、実に不思議な性質をもつ、極珍しい植物です。

 世界中で日本だけに生息する植物らしいです。


 そして、最も綺麗な氷の構造物オブジェクトを作り出す植物でもある。

 極寒の寒さを耐え凌ぐ術が、霜柱シモバシラを生み出す。


 2018年の冬は、東京でも雪が降り、絶好の霜柱日和。

 早朝によくよく注意してみないと気付けない、自然の神秘が見られるかも。


 枯れ草の根元近くの茎から、横に横に壁の様に広がる真っ白な霜柱シモバシラ

 これは一見の価値が有る。

 世界に同じモノが一つとない、自然由来の神秘の造形美の一つかと。


 寒さが過ぎ去ってしまえば、溶けて消えてしまう、儚い氷の華。



 私は以前、東京調布の神代植物公園で偶々見掛けた事が有った。

 ネットで調べるならば、漢字で検索してはならない。見事に【霜柱】しか出て来ない。

 片仮名で検索しないと、シモバシラ【植物】については出て来なかったり。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る