第3話初経験はオッサン


「同じチームになったからには、頑張って勝ち抜くか。」


 前回、短気で馬鹿で孤高の変態 田東カカは、チンコロシアム前で知り合ったハーフのオカマ ジム マシュー 貴明(たかあき)と、


「カカちゃんと私は赤い糸で結ばれてるのね♥」


 同じチームになってしまった。あだ名までつけられて。


「同じチームってことは俺たちは戦うことになるのか。」


「ええ、だけれども最終的に勝ち残るのは10人。今このチームの中にいるのは…そうねぇ。」


「 ざっと100人くらいはいるな。」


「この中から10人だけって相当難しいんじゃない?」


「確かにそうだなでもまだルールも分かってないから、別に無理ってわけじゃないだろう。」


「 あら、ルールのことは教えてなかったわね ルールは決勝も 予選も共通していて」


貴明がルールを説明しようとすると 、勃起ングの スタッフが…


「 10分後に試合が開始する! 試合までは私語を慎め!」


(なんだよ!ルール聞きたかったのに!)


( カカちゃん心配だわ…。)




(はーぁ…ルールもわからないんじゃ戦えねーじゃんか!)


 周りを見渡しても、むさ苦しい男達が全裸で武者震いしているだけだった。


(オイオイ…何で全裸になるんだよ…!)


 そう考えているうちに、10分は経った。


ガガガガガガガ!


 そして今、ドームへの大きな扉が開いた!

そこには、だだっ広いリングがあり、観客が今か今かと試合開始を待っている。



「おい!どういう事だ!」


 一人の選手がスタッフに怒鳴りつける。


「 観客がいるなんて聞いてねーぞ!」


 バギッ!全裸の男は審査員に殴られた

 

「私語は慎め と言ったはずだ。」


 それからはもう選手たちは抵抗できなかった。

何人もいる観客たちに、自分たちの全裸の姿を見られてる中では、たとえ知り合いがいなくても、ダサい目には会いたくないからだ。


 大半の選手たちが露出と観客の視線で勃起している中でも、カカは平常心を保っていた。



(プッ、馬鹿だなぁ!私語は禁止って言ってただろ!)

 

 カカにとって、露出も視線も日常茶飯事だったからだ。


(観客の中にイイ男いないかしら〜。)


 貴明はまた別の変態だ。


 




「………想像以上に勃起しない者が多いな。」


ガラス張りの特別な席から眺めてる男がそう言った。


「そうですね光本さん。」


 もう一人の男が返事をした。



「龍山、参加者リストをチームごと分けてもってこい。」


「分かりました。」


 ガラスの張った部屋に一人になった男はほくそ笑んだ。


「これはいい戦いになりそうだな…。」


 数々の人の考えが交差する中、試合がスタートした。


「RADY fight!」


 スタッフがそう叫んだ瞬間から選手達は自分のチンコを護る事と相手を射精させる事で一杯だった。

 それがルールだからだ。だがしかし。カカは…


「待ってくれ!どうして俺のナニを葬ろうとするんだ!」


ルールを知らない。


「何だこのバカガキ!射精させようとしてるのは………、それがルールだからだよ!」シコシコシコシコ


「があああああっ!離せ!俺はお前みたいなのが初めてイカされるのがこんなッ」ドピュッ




「見ろ龍山。あの勃起しなかった若い奴を。」


「田東カカ…、若い参加者の一人。伸びしろがあるが…、恐らく童貞でしょう。あんな不器用な手コキでイッてるようなら。」




「クソ……クソッ……!」


田東カカ、初めてイかされたのは、ゴツいオッサン。


「大丈夫?カカちゃん?」


「うるせぇこのオカマ!初めてがオッサンという悲しみが、お前に分かるかあああ!?」


「分からないしわかりたくないわよ。」


「なぁ貴明…、この大会のルール…結局何なんだ……?」


「3回射精したら即敗北ってルールよ。

だからカカちゃんはあと2回で敗北ね。」


「そうか…だったらよ…」


 カカは勃ちあがった


「イカされるまえに射精させれば良いってことだなあ!」


 そう言いながら相手に突っ込んでいった。


「どうせ数は減るんだから防御に適した方がいいのに……、面白い子♥」


 貴明もカカと同レベルだ。


「私も混ぜて〜〜〜!」




                   終

                   sex

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