現実を知る事の大切さ

 改めて、この悲惨な状況を知り何とも言えない気持ちになりました。習っていたはずなのに、聖母の事は知らなかった。世界史ではこういう事を教えた方が良いと思いました。心に刻むにふさわしい話です。
 人が人としてある為に何が必要なのか。最悪の状態でもクリスマスを祝おうと思う彼らの心は何なのか。非常に考えさせられます。
 短い話の中にも伝わる物があります。
 戦争の話を毛嫌いする人も居るでしょう。でもこれは現実に起こった事実なのです。それから目を逸らしては何も生まれる事はないと思います。
この事実を受け止め先に進む事。戦後の日本人はそうして今を作り出しました。同じように世界中の戦場になった場所で生きて死んで行った人達がいて、今この世界が出来上がっている事。それを感じずにはいられません。
 眼を背けない。ちゃんと丁寧に生きる。それをこの話を読んで思い出させてもらいました。