第11話

追放者会議が終わり自由時間となった。

結局、凜々花ちゃんが占い師と言い張り、紅音が対抗して終わった。

なぜ凜々花ちゃんが占い師と言い張るかは不明だった。

「追放されるのは凜々花ちゃんか、紅音ちゃんか。」

「凜々花ちゃんは占い師といったよね。狂人かもね。」

「でも、凜々花ちゃんだよ?嘘をつくとは思えないじゃん。」

「紅音ちゃんの意見は正しいと思うよ。」

なんて声も聞こえてきた。凜々花ちゃんよりも紅音の疑う声が聞こえてきた。

「紅音が結構疑われてるね。」

「でも、私たちは紅音の味方でいるよ。」

「幼馴染だからね。」

樹希、水咲、僕は紅音と一緒に町を歩いていた。

紅音は機嫌がとても悪かったが、喫茶店に着くころには普通に戻っていた

「喫茶店ついたけどどうすればいいのかな?人いないんじゃ注文できないよ?」

「そっか。じゃあケーキ屋あったと思うからそっちに行くか。」

「はやくケーキ食べよ・・・!」

「紅音って、見た目の割にはかわいいものすきだよね~」

「だって女子だもん。そういう水咲だって甘いもの好きじゃん」

「紅音は好きな人いるじゃん。しかも両想い。」

「う、うるさい!恥ずかしい」

なんか女子トークしているので樹希と後ろで何食べるのかを話していた。

ケーキ屋に着くと色々なケーキがあった。女子はそれを見て興奮していた。

「すごい!全部食べたい!」

「航平!みんなで全部買おう!」

紅音と水咲が全部買うと言って全部買おうとしたので、全種類1個ずつ買うことにした。

「たくさんのケーキをどこで食べる?」

「航平、この辺って公園ないの?」

「さぁ。あ、喫茶店で食べればいいんじゃない?」

「ナイスアイディア!じゃ、さっそく喫茶店に行こ。」

と、いって水咲と紅音は喫茶店へと急いで行った。

「こういうときだけ女子って早いよな。」

「ほかに使えないのかな。」

喫茶店に着くともう座っていて食べていた。

「ん~。このケーキ美味しい!」

「本当?!一口頂戴。」

2人とも楽しそうにしていたので、樹希と通路を挟んで向かい側に座って、幸せそうな二人を見ていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る