膨張した性欲中枢は止められない

 今、ぼくは、ホテルの密室の中に、美咲麗奈とふたりでいる。


、、、、、、信じられない。


しゃれた淡いピンクの部屋の真ん中には、大きなベッドが置いてあり、壁や枕元のダウンライトの明かりが、仄かなムードを醸してる。

ふんわりと包み込む様なジャズのBGMに抱かれながら、悩ましげなポーズでベッドでくつろいでる麗奈ちゃんを、目の前にしてるのだ。

なにもかもが、非現実的。

このぼくが、みんなの憧れレイヤーの美咲麗奈と、ホテルにいるなんて。

い、今からぼくが麗奈ちゃんと、、、 エッチするなんて!

速過ぎる展開に、気持ちがついていけてない。


「こっちに座ってよ」


ベッドの傍らに突っ立ったまま、どうしていいかわからないぼくに、麗奈ちゃんは自分の隣を指さす。

ぼくはおずおずと、そこに座った。

ふかふかのスプリングで、思った以上にからだが沈み、麗奈ちゃんと肩が触れ合う。

なんだか、それだけで恥ずかしくなってくる。

戸惑って、あさっての方向を見つめたままのぼくの顔をのぞき込みながら、麗奈ちゃんは訊いてきた。


「ミノルくん。あたしの事、キライ?」

「きっ、嫌いなわけない。けど、、、」

「じゃあ、、、 しよ♪」


そう言って麗奈ちゃんはぼくの肩に腕を回し、しなだれかかってきた。

彼女の体臭と、もわっとした汗の匂いが、コロンの香りと混じり合ってつんと鼻を突き、ぼくの理性を壊していく。

ツインテールの髪が顔に当たって、くすぐったい。


ぼくはおずおずと彼女を抱きしめた。

細い腰。

そのロリータフェイスからは想像もできないような巨乳が、ぼくと麗奈ちゃんに挟まれて、ムニムニとスライムの様にうごめいてる。

どんどん気持ちが昂まってきて、自分の中のけだものの本能が、ムクムクと頭をもたげてくる。

勢いに任せて、ぼくは麗奈ちゃんを押し倒した。


「あんっ。ミノルくん。せっかちね」


甘い声を出しながら、彼女はぼくの頭を両手で抱え、髪の毛をぐしゃぐしゃにした。

覆いかぶさる様に、ぼくは麗奈ちゃんに抱きつく。


「んぐ、ぅんんん…」


初めてのキス。

麗奈ちゃんのぽってりとした肉厚な唇を、自分の唇で塞ぐ。

それは濃厚なモッツァレラチーズみたいな感触で、そのぬくもりと柔らかさ、湿り気に、恍惚となってくる。


「んぅ、ん、んぐ…」


彼女は言葉にならない声を発し、それが余計にこちらの気持ちを昂めてくる。

唇の感触もそこそこに、ぼくは夢中になって、麗奈ちゃんの柔らかなからだに唇を這わせ、ブラウスのボタンをはずしながら、目の前にドンと盛り上がった、ふたつの大きなふくらみを揉みしだく。

ゴムまりの様な弾力。

こんな気持ちいい物体は、今までの人生で触った事もない。

欲望の赴くままにブラジャーをずらし、プルンと飛び出した麗奈ちゃんの大きな胸に、ぼくは思い切り顔を埋めた。

窒息しそうなくらいに、彼女の胸を堪能し、そのすべすべした肌で、頬を撫でる。

そうしながら、ふくらみの頂上にある濃い色をしたさくらんぼを、口に含む。

コリコリしてて、美味しいw


「あん。はうっ、、」


敏感なその部分に触れて、麗奈ちゃんは思わず甘い声を漏らした。


「もうっ。慌てないでよ。もっとゆっくりと、、、 はんっ」


麗奈ちゃんはぼくを止めようとするが、快感には勝てないらしく、ちょっとした刺激で、声をあげた。

胸を愛撫しながら、ぼくは彼女の顔を見る。

そういえば、こんな場所から女の子の顔を見たのなんて、初めてだ。

胸から見上げる女の子の表情って、七分開きの瞳が色っぽくて、睫毛の長さが際立ってる。

唇の厚みが強調されて、いっそう艶っぽい。

鼻の穴さえもエロく、淫らに見えてくる。

あの可愛い麗奈ちゃんの顔を、こんな卑猥ひわいなアングルから拝めるとは、ぼくはなんて幸せ者なんだ。


彼女の表情を眺めると余計に興奮が増してきて、舌の先でポッチを転がしながら、ぼくの右手は、パニエの入ったボリュ-ムのあるスカートをたくし上げていった。

掌で下腹部をなぞりながら、指先はパンツの中へと滑り込んでいく。

今週はずっと栞里ちゃんといっしょにいて、性的刺激をまき散らされてるのに、手も足も出せず、ずっとお預けを喰らってたこともあって、まるで飢えた野良犬の様に、ぼくは麗奈ちゃんのからだをむさぼった。


「ダメっ!」


ヘアの感触が指先を撫で、湿り気を帯びた花びらに辿り着いた瞬間、麗奈ちゃんはキツく脚を閉じて、ぼくの腕を掴んで叫んだ。


「えっ? ど、どうして?」


荒い鼻息を立てながら、ぼくは彼女を見た。

頬を赤らめながらも、困惑した様に、麗奈ちゃんはぼくを見下ろして言う。


「だって、、、 そこ、洗ってないもん」

「ぼっ、ぼくは構わないよ」

「あたしは恥ずかしいのっ」


そう言って麗奈ちゃんは、バネの様に勢いよくからだを起こして、スカートを押さえた。

おあずけを喰らった様な気分で、ぼくは恨めし気に麗奈ちゃんを見た。

そんなぼくを慰める様に、彼女は手を伸ばしてきて、パツンパツンに張ったぼくのズボンのふくらみを撫でる。


「ね。いっしょにシャワー浴びようよ。綺麗になったら、ミノルくんのここ、いっぱい舐めてあげるから」


つづく

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