血の一滴は、蜜の味――。

 吸血鬼の先輩ヒロイン・優姫と、優姫に従順気味な沈着冷静な主人公・遼との、甘い交流を描いた話。
 血が鉄の味、血はしょっぱいとかいうツッコミは無用。
 とにかく甘いの一言に尽きる。血を吸われる行為をここまで甘く書かれ(ここまでとはどこまで? 読めばわかります)、気づけば私は恍惚としページをめくる手が止まらない。よもや、私ら読者らが血を吸われ、優姫の眷族にされてしまったのだろうか。
 優姫と作者さまの眷族に、私はなってしまった。どうしよう。クライマックスを待ち望み、ウェディングケーキ級の甘々に期待します。

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