珠玉のハードボイルドサスペンスを「読む劇場」で

サイバーセキュリティの世界にいた2人の男。時代、思想、信条、さまざまなものが絡み、2人は別々の道を歩む。主人公のショウが、誤った道へと向かうサクを追い、壮大な事件に巻き込まれていくストーリー。

叙情的な文も、軽妙なギャグもとても素敵だけど、自分には洋画を見ているようなセリフ回しと構成が一番ハマりました。ジョークも皮肉もどこかハリウッドのような、伏線の回収は脚本の妙味のような。読むと同時に脳内のスクリーンが鮮やかに彩られるでしょう。

人間味溢れるキャラクターも役者揃い。皆さん、この「読む劇場」をお見逃しなく!

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