距離

ねえ、この世界に必要なものあるとしたらさ

いったい君はどう答えるんだい

ねえ、こう言い換えてもかまわない

君は僕に何を望むんだい


空高く飛んでいる鳥に気づいた

僕らは、お互いの距離を確認したね

そっと触れた君の小指に

僕はここにしかない瞬間を幸せに思ったよ


前はひじが擦れ合ってたけど、

今は肩から君の体温が流れてくる

特徴がないと思っていた君のまつげが、

熱く湿っていることに僕は気づいた


鳥よしたに流れよ

君の視線が僕に流れるくらい

でも、隠していてほしい

この僕の思いはまだ


ねえ、この世界に必要なものあるとしたらさ

いったい君はどう答えるんだい

ねえ、こう言い換えてもかまわない

僕は君に何を望もう






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