空気の温度と湿度

 さて、今度は空気の温度と湿度を調節していきましょう。


 地球人はわりと狭い温度の中で生活しています。

 我々は絶対零度手前から数万ケルビン温度まで生活可能ですが、地球人はそうではありません。


 よく容器内の温度調節をサボる方がいらっしゃいます。


「たかが数千ケルビン変わるくらい大丈夫だろう」と思わないでください。

 地球人にとっては致命的なダメージを与えてしまいます。

 290から300ケルビンくらいがいいでしょう。


 また、湿度も地球人飼育には重大な要素となります。


 最近の研究によると、湿度によって温度の感じ方が変化し、地球人の乾燥肌を防ぐようです。

 湿度が低いと乾燥肌になりやすく、そうした個体の肌はカサカサに荒れて外見が悪くなります。


 湿度の高さは生命に深刻なダメージを与えませんが、少しだけ気にしてみるといいかもしれません。遺伝子配合個体を飼育する場合は湿度50パーセントほどでいいでしょう。


 天然ものの地球人を飼育する場合、元の生息環境によって適する温度湿度が異なります。

 捕まえた場所の状態を記録し、容器内で同じ環境を再現しましょう。

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