余分な錠剤

 こんな夢を見た。


 持病の関係で、毎日薬を飲んでいる。朝晩食後の二回、飲むのは二種類の錠剤を一つずつだ。

 ところがある時、ずっと飲み忘れていた錠剤があることを思い出した。慌てていつもの二種類に加えてもう二種類、飲むようにし始める。

 だが、いつもの二つとは違い、この薬の効用も名前もはっきりしないし、処方された時の説明も今一つ思い出せない。ただはっきりしているのは、本当はこれも毎日飲まなければならなかったということだけで、遅れを取り戻すかのように毎日きちんと欠かさず飲もうとする。

 だが飲みながらもこれが何の薬だったかは全く以て思い出せず、毎度落ち着かない気分でいる。

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