深夜ノート

古都川コウ

銀河の恋

後ろめたさを抱いて夜を明かす

ヒカリなんて、欲しくはないの

いつだって漂って消えたい願望


押し寄せてくるのが

アナタの声だとしても

愛して纏った闇を剥がすことは

容易いことではない


リズムを刻んだ水辺

夢のような現実だと錯覚

連れ出したいのなら

陳腐なロマンティックは棄ててよ


歩くスピードは変わらないのに

意志の疎通はいつだって困難

では

時間の経過が異なるみたい


アナタの隣が臆病で億劫になる進行形


すこし季節外れの織姫と彦星

今が見頃だなんてアナタは知らないでしょ


見飽きた景色を眺める午前0時

16光年なんて言わないけれど

アナタ迄 届くなんて到底思えない


こんな時 地球では

サヨナラって言うんでしょうね

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